「百塔の街」を実感!プラハの旧市庁舎塔から世界遺産の街並みを楽しもう

中世そのままの風景をとどめる街並みが世界遺産に登録されている、チェコの首都プラハ。プラハの旧市街の心臓部ともいえる場所が旧市街広場です。

11世紀ごろ、フランスやドイツとの商業の発展に伴い、商人の住居や教会が建ちはじめ、しだいに広場が形作られていきました。

現在はプラハ観光の中心地である旧市街広場は、訪れた人誰もを魅了する壮麗な建造物の数々に囲まれています。

広場の東に建つのは、端正な2本の尖塔が印象的なティーン教会。「魔法の国」を思わせる独特のシルエットが、プラハ旧市街の風景を特徴づけています。

広場の中心付近に建つのが、ヤン・フス像。15世紀のチェコにおける宗教改革の先駆者となった彼は、チェコ人の誇りとして今も人々の心の中に生きています。

ほかにも、美術館やギャラリー、レストラン、土産物店などとして使われている建物の一つひとつが個性豊かで美しい旧市街広場は、プラハで最も豪華な建築物の数々を楽しめる場所のひとつなのです。

そんな旧市街広場を一望する絶好の場所が、旧市庁舎の塔。天文時計で有名な市庁舎ですが、ビュースポットとしてもうってつけです。

14世紀に造られた塔の高さは約70メートル。展望台までエレベーターで上ることができるので楽チンです。塔の上からは、旧市街広場を中心に広がるプラハの街並みをぐるりと一望。

プラハには素晴らしい風景を楽しめるビュースポットがいくつもありますが、どの場所でもそれぞれに違ったプラハの魅力に触れられます。ここ、旧市庁舎塔の魅力は、旧市街広場の活気を肌で感じながら、プラハを彩る壮麗な建物を間近に見ることができること。

ここから見るティーン教会とヤン・フス像のある風景は、旅行ガイドにもしばしば登場するプラハの象徴的な風景のひとつ。「プラハにやってきたんだ!」という実感が改めて湧き上がり、胸が熱くなるはずです。

違う方向に目をやると、18世紀に完成した壮麗なバロック様式の教会、聖ミクラーシュ教会の姿が。

さらに遠くには、世界最古で最大の城・プラハ城や、プラハを一望する小高い丘・ペトシーン公園までをも見渡すことができます。

中世そのままのオレンジ屋根の建物がどこまでも続くプラハの風景に、すっかり心奪われてしまいます。

プラハを称賛する言葉のひとつに「百塔の街」があります。高いところからプラハの街を見渡すと一目瞭然。プラハが「百塔の街」と呼ばれるゆえんが一瞬で理解できます。

オレンジ屋根の建物のあいだのそこかしこに端正な塔が頭をのぞかせる光景は、プラハならではの絶景。

高貴で官能的でありながら、どこか哀愁漂うプラハの街並みは、訪れた人々を虜にしてしまう魔力を持っているのです。

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