クロアチアの世界遺産の街を一望!ロープウェイでドゥブロヴニクの絶景スポット・スルジ山へ
|一生に一度は訪れたい場所として人気上昇中なのが、クロアチアのドゥブロヴニク。「アドリア海の真珠」とも称される歴史的な街並みは、まるごと世界遺産に登録されています。
そんな世界遺産の街並みが一望できる絶景スポットとして知られるのが、標高412メートルのスルジ山。歩いて行くことも可能ですが、旧市街のすぐ近くから出ているロープウェイの利用が便利です。
このロープウェイは、1991年のクロアチア独立戦争下で、旧ユーゴスラヴィア連邦軍に破壊され、2010年に再建された歴史をもっています。平和が戻った今だからこそ、ドゥブロヴニクの美しい街並みを楽しむことができるのですね。
旧市街からスルジ山へのロープウェイ乗り場へ行くには、旧市街の北門にあたるブジャ門から城壁の外に出ましょう。すると、正面にロープウェイの乗車券を販売するショップが並んでいるのが目に入るはず。
乗車券はロープウェイ乗り場でも購入できますが、チケット購入待ちの列ができていることが多いので、ロープウェイ乗り場に着く前に買っておいたほうが待ち時間が短縮できます。
ロープウェイ乗り場は、ブジャ門から北西に200メートルほど進んだところにあります。
さぁ、いよいよ空中散歩のはじまりです。みるみるうちに下の駅が遠ざかり、ロープウェイが高度を上げるにつれ、しだいにドゥブロヴニク旧市街の全貌が見えてきます。
この風景だけでもじゅうぶん感動的ですが、山頂ではさらなる絶景が待ち受けていますよ。
山頂にはスルジ山のシンボル、ナポレオンから贈られたという十字架のレプリカが立っています。
その周辺の展望台からは、海に突き出た星形のドブロブニク旧市街が一望できます。ロープウェイを降りてすぐのところにも展望台がありますが、ロープウェイのケーブルが入らない写真を撮るにはこちらがおすすめ。
碧く澄んだアドリア海と、オレンジ屋根とのコントラストがなんとも爽やか。「ついに憧れのドゥブロヴニクにやってきたんだ!」と実感する瞬間です。
ジブリ映画の「紅の豚」や「魔女の宅急便」のモデルにもなったといわれる美しい風景を目の前に、きっと胸が熱くなるはず。
スルジ山から見える素晴らしい風景は、ドゥブロヴニクの旧市街だけではありません。旧市街から700メートルのところにあるロクルム島をはじめ、アドリア海に浮かぶ島々や、ダイナミックな山々の風景など、周囲の豊かな自然景観も見事。
海の反対側に目をやれば、乾いた大地と荒々しい山の姿が目に入ります。
山頂が広く、場所によってまったく異なる眺めが楽しめるのがスルジ山の醍醐味。ぜひ、お気に入りのポイントを探してぐるっと周ってみてください。
旧市街を一望できる絶好のロケーションにはカフェもあり、アドリア海に輝くドゥブロヴニクの旧市街を見下ろしながらの食事やティータイムは「最高」の一言に尽きます。
ドゥブロヴニクの旧市街とアドリア海の絶景が眼下に広がるスルジ山。ここから眺める風景は、きっと忘れられないクロアチア旅行のハイライトのひとつになることでしょう。
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