岐阜県海津市 お千代保稲荷神社(おちょぼ稲荷)で毎月末に開催される夜通しの縁日「月並祭」に行ってみよう!
|岐阜県海津市にあるお千代保稲荷神社は、地元の人々からは「おちょぼ稲荷」あるいは「おちょぼさん」と呼ばれ親しまれている神社です。
京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷とともに三大稲荷と呼ばれることもあります。(諸説あり)
そのお千代保稲荷で、毎月末(曜日に関係なく毎月最終日)に開催されるのが、「月並祭」と呼ばれる夜通しの縁日。
商売にご利益がある稲荷神社なので、主に自営業者の人たちが「今月もありがとうございました。来月もよろしくお願いします。」と月をまたいで神様に挨拶に来るお祭りです。
お千代保稲荷の参道には飲食店、道具店、菓子店、漬物屋、おもちゃ屋などたくさんの店が軒を連ねていますが、月並祭の日はそれに加えて路上に屋台もたくさん出て、多くの人で賑わいます。
たこ焼き、鯛焼き、チョコバナナ。定番の屋台フードの買い食いも楽しいですが、お千代保稲荷の名物といえば、やっぱり串かつ&どて串!
お千代保稲荷の参道には、店先で串かつ&どて串を売るお店が何軒もあります。
串カツやどて串は1本(80円~90円)から購入でき、路上で立ち食いが可能。
コップ酒や缶ビールを片手に串カツを食べている人たちの姿を多く見かけます。
もちろん、お店の中に入って座って串かつを食べることもできます。
複数ある串かつ屋さんの中でも、特に人気があるのが「串かつ 玉家」。
月並祭の夜には、立ち食い、店内飲食ともに、行列ができています。
立ち食いの場合は、串かつ・どて煮とも、先に食べて、後から食べた本数分(串の数分)のお金を払うシステム。
次々と揚げられていく串かつ、あるいは鍋の中でコトコトと煮られているどて串を好きなだけ取って食べることができます。食べた後の串は勘定に必要なので、しっかり持っていてくださいね。
どて串(1本90円)は豚のホルモンをこってり甘辛い赤みそベースの汁で煮込んだ名古屋・岐阜エリアの名物。味噌の匂いが食欲をそそります。
串かつ(1本90円)は、食べる前にソースの容器、あるいはどて鍋の汁に浸して食べますが、一度口を付けたものを再びソースやどて鍋に入れるのはNGです。(二度付け禁止)
串かつ、どて串とも、お持ち帰りも可能。
もちろん、店内で座って食べることもできます。(立ち食いも店内飲食も料金は同じです。)
串かつの玉家と並んで、お千代保稲荷神社で行列のできる人気店といえば、神社のすぐ近くにある「芋にいちゃんの店」。
店内で揚げた乱切りのさつま芋に、熱風をあてながら蜜掛けした名物の大学芋は、外側がカラリ・中はほくほくで大変美味。大学芋にありがちなベタベタ感がなく、手が止まらなくなります。
月並祭の日には、芋にいちゃんの店は行列必至。大学芋は予約できないので並んで買うしかありませんが、十分その価値はあると思います。
大学芋の価格は、小170gが300円、中290gが500円、大440gが750円、特大580gが1000円(税込)。中には「大を4つ!」などと大量に買って買える人もいます。
慣れた手つきで大学芋をパック詰めしていく店員さんたち。
こちらは大440gが750円。3~4人で食べるのに良さそうな量です。大学芋の賞味期限は当日中となっているのでご注意ください。
お千代保稲荷神社は、お賽銭の代わりに、神の使いであるお狐さまの好物である油揚げをお供えします。油揚げは神社の手前にあるお店で1つ50円で購入できます。
油揚げをお供えして、お参りをする人々。月並祭の夜の境内はかなりの人でごった返しています。
自分の願いが叶うかどうかを占える「重軽石」を試してみるのも一興。
岐阜県海津市のお千代保稲荷神社(おちょぼ稲荷)で毎月末に開催される夜通しの縁日「月並祭」、機会があれば遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
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名称 千代保稲荷
所在地 岐阜県海津市平田町三郷1980
近隣駐車場有(1回300円程度)