予想以上の美しさ!展望台「ザグレブ・アイ」から新旧が融合するザグレブを一望
|クロアチアの首都・ザグレブは、現在ヨーロッパで最も成長著しい都市のひとつ。世界遺産のプリトヴィツェ湖群国立公園やアドリア海沿岸の街々への玄関口として、多くの旅行者でにぎわっています。
「カプトル」と「ゴルニィ・グラード」と呼ばれる丘の上に築かれた中世以来の街並みに加え、数々の博物館や美術館、劇場などを有するザグレブは、クロアチアにおける文化の中心地。
歴史的建造物と現代建築が融合した、過去と現在が交錯するかのような街並みからは、発展を続けるクロアチアの「いま」を感じることができます。
そんなザグレブの街並みを眼下に望むビュースポットが、「ザグレブ・アイ(Zagreb Eye)」。
ザグレブの心臓部、イェラチッチ総督広場のすぐそばにある16階建てのビルの最上階に設けられた展望台で、旧市街から新市街までのザグレブの街並みを360度見渡すことができます。
近代的なビルのエントランスをくぐり、エレベーターで16階へ。
嬉しいことに、一度入場料を払うと、その日は終日何度でも再入場が可能。日中に明るいうちの風景を眺めて、暗くなったら今度は夜景鑑賞、という楽しみ方ができるのです。
屋内はカフェ・バーになっていて、クロアチア独自のボードゲームなどが置かれています。
このカフェ・バーは空いていることが多く、静かに過ごせる穴場的スポット。ザグレブのパノラマを楽しみながら、ゆったりとドリンクを楽しむなんて、なんて贅沢なんでしょう。
屋外にはバルコニーが備わっていて、ぐるっと歩きながら、さまざまな角度からザグレブの街を見渡すことができます。
最もザグレブらしさを感じられるのが、イェラチッチ総督広場と聖母被昇天大聖堂のある風景。
イェラチッチ総督広場は「ザグレブのへそ」とでも言うべきザグレブ市街の中心地で、サッカー場ほどの大きさがある広場には、朝から晩まで多くの人々が集い、活気がみなぎっています。
広場に面した優美な建物の多くは19世紀に建てられたものですが、広場そのものは17世紀から形成されたのだとか。
かつてこの広場は「ハルミッツァ」と呼ばれていましたが、19世紀から「クロアチア独立の闘士」として英雄視されているイェラチッチ総督にちなんで、「イェラチッチ総督広場」と呼ばれるようになりました。
広場の向こうにニョキっとその姿を現しているのが、聖母被昇天大聖堂。
13世紀から18世紀にかけて建設された、ザグレブのシンボル的教会で、高さ100メートル以上の端正な2本の尖塔がザグレブらしい風景を形作っています。
大聖堂の近くでは、「ザグレブの胃袋」とも呼ばれるドラツの青果市場が開かれています。
こうして高いところから街を見下ろすことで、ザグレブの街並みだけでなく、人々の営みまでをも俯瞰して見られるのが面白いですね。
ゴシックやバロック、ルネッサンス、アールヌーヴォーといった、さまざまな建築様式の建物がぎゅっと詰まったザグレブのパノラマは、予想以上の美しさです。
ザグレブ・アイから街を眺めて気付くのが、ザグレブが豊かな緑に囲まれていること。
街なかを歩いているとなかなか気づかないものですが、市街地にたくさんの緑地が設けられているだけでなく、周囲をなだらかな山に囲まれています。
文化施設の数だけでなく、中心部にこれほどの緑が残されていることが、ザグレブの文化水準の高さを物語っているように感じられませんか?
東京などの大都市のような派手さはありませんが、しっとりした情緒漂う夜景も魅力的です。
予想以上に素晴らしい風景に出会えるザグレブ・アイは、ザグレブ観光で欠かせないスポット。
ぜひ昼と夜2回訪れて、時間によって表情を変えるザグレブの街並みを楽しんではいかがでしょうか。
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名前 ザグレブ・アイ(Zagreb Eye)
住所 Ilica 1a, 16th floor |top of high-rise, 10000 Zagreb
電話 +385 1 4876 587
https://www.zagreb360.hr/ja/