北欧のベルサイユ!スウェーデンの「ドロットニングホルム宮殿」の優雅な庭園
|スウェーデンの首都のストックホルム郊外にあるドロットニングホルムは、北欧のベルサイユと称されるほどの美しい宮殿。
ドロットニングホルムは、現在のスウェーデンのロイヤルファミリーも暮らしている王領地。メーラレン湖の畔の自然あふれる美しい場所で、ストックホルムから気軽に訪れることができます。
今回はドロットニングホルム宮殿と美しい庭園をご紹介します!ストックホルムは14の島からなる水の都で、周辺地域にも小さな島が多いのがこの街の特徴でもあります。
ストックホルム中心部からは電車とバスを利用して約40分程。シーズン中に運行されるドロットニングホルムへのクルーズツアーはストックホルム観光の定番です。「ドロットニングホルム」というのはスウェーデン語で「王妃の小島」という意味。
16世紀にヨハン3世がカタリーナ・イャゲロニカ王妃の為に宮殿を建てたことから始まり、現在見られる宮殿の姿はほぼ17世紀当時の姿を留めており、ユネスコの世界遺産に「ドロットニングホルムの王領地」として登録されています。ドロットニングホルム宮殿はイタリアやフランスの建築から影響を受けたバロック様式の宮殿で、薄い黄色の壁がとても華やかな印象。
北欧のベルサイユと表現されるのに納得するほどの、広大な庭園、豪華絢爛な宮殿を誇ります。
宮殿内部が一部公開されており、フランスの影響を受けたロココ調の美しい家具や内装を見る事ができます。
1981年に王室の居城がガムラスタンにあるストックホルム王宮からドロットニングホルムに移動され、現在もロイヤルファミリーが暮らしています。
宮殿の正面に位置するバロック式庭園は華やかな噴水や彫刻がとても幻想的。庭園の奥は、一度入ると出口を見つけるのが難しい迷路のような空間になっています。
広大な敷地を散策していると、とても個性的な建物と出会うことができます。その名も中国離宮(Kina Slott)。
当時ヨーロッパでは中国風のデザインを取り入れた「シノワズリ」と呼ばれる美術様式がブームとなっており、中国離宮はシノワズリとロココ調の装飾が融合した独特な建物なのです。
一度見ると忘れられない個性的な魅力が溢れています。
時間があれば、庭園の北に位置するイギリス式庭園の奥まで進んで見ましょう!
完璧に設計されたバロック式の庭園と比べて、自然の美しさを追及したイギリス式庭園は、「庭」というよりは「森」と表現したくなるほど、のどかでリラックスできる場所。
道端でのんびりと眠る鳥、抜け落ちた羽が小さな白い花のように見えて、なんとも素敵な写真が撮れます。
不思議とスウェーデンで見かける野鳥はまったく人間を怖がりません。
ストックホルム観光の定番であるドロットニングホルムでは、宮殿を見学した後にぜひ庭園をゆっくりと散策してみてください。
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名前 ドロットニングホルム宮殿(Drottningholms Slott)
住所 Drottningholm, Sweden
アクセス ストックホルムからメトロ18号線でBrommaplan駅まで約20分、バスでDrottningholmまで約10分、バス下車徒歩すぐ
公式サイト http://www.kungahuset.se/royalcourt/visittheroyalpalaces/drottningholmpalace/otherlanguages/drhinjapanese.4.396160511584257f2180005236.html
料金 大人:130クローナ、学生65クローナ