天空の宮殿、スリランカ、シーギリヤ・ロックに行ってみた!

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スリランカの中部、ジャングルの中に突如と現れる大きな岩山。それは世界遺産にも登録されているシーギリヤ遺跡です。5世紀、当時の王の側室の息子であったカッサパ1世が父を殺害して王座を奪い、この土地に要塞化した王宮を築きました。それがこのシーギリヤ遺跡です。その後正妻の息子の軍に追い詰められ、王権は20年弱で終わってしまい、実際に王宮として用いられた期間は非常に短かったのですが、今でもその神秘的な姿を見ることができます。

遺跡は岩山の王宮跡と、それを取り囲む庭園、水路などから成り立っています。まるで皇居のような堀を越えて宮殿の中に入っていきます。中には噴水などがあったといわれている美しい庭園跡が残っています。近くから見ると岩山は迫力満点です。頂上までの険しい道のりが続き、いかにカッサパ王が弟軍の侵攻を恐れていたかがうかがえます。

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頂上までの道のりでの一番の見どころは、岩山の側面に描かれたフレスコ画・シーギリヤ・レディ。当時は500人ほどの女性が描かれていたそうですが、今残っているのは、18体のみ。1500年以上も前に描かれたとは思えないほど鮮やかに美しく残っています。

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岩山の中腹まで登ると、ライオンの足をあしらった構造が現れます。以前はライオンの全身があり、ライオンの口が入口となった階段を登っていく構造だったのではと言われています。さらに急勾配でスリリングな階段を登っていくとようやく頂上。標高370メートルもある岩山の上に宮殿、プール、給水設備などの跡が残っています。頂上から眺める景色は最高です。

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ジャングルにたたずむ神秘の遺跡、おすすめです。

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