フィンランド最南端の町ハンコにあるモダンなブティックホテル「ホテルレガッタ」
フィンランド南部ウーシマー県にあるフィンランド最南端の町、ハンコ(Hanko)。
ハンコは19世紀ロシアの自治領だったときに発達し、フィンランド初の健康目的のスパを併設したハンコカジノと呼ばれる保養施設にはたくさんの人々が訪れました。
現在は人口1万人に満たない小さな町ですが、美しいビーチや、緑の木々に囲まれた小径、点在するヴィラなどがあり、夏場は多くのヨットも停泊するリゾート地として人気があります。
今回紹介するのは、そんなハンコの町にある、ブティックホテル「ホテルレガッタ」。客室数48のこじんまりとしたブティックホテルです。
もともとはフィンランドの著名な建築家Lars Sonckが1898年に設計した建物でしたが、これを2013年にリノベーションし、ホテルとしての営業を始めたとのこと。
建物自体は古いのですが、大規模に改築されており、インテリアはモダン。
フロントロビーにはバーカウンターもありました。
部屋の種類は、コンフォート、コンフォート+サウナ、スーペリア、スーペリア・キチネット、レガッタ・スイートなど6タイプ。今回は一般的なコンフォートルームに宿泊しました。
豪華さはなく、やや狭めですが、シンプルなインテリアで落ち着くお部屋です。
シングルベッドが2つ並べて置かれているので、くっつけたままでも、離しても使えます。
ライティングデスクとチェア。卓上ライトもあり、足元には電源も用意されているので、書きものやPC作業にも重宝します。壁には薄型液晶テレビ。
白を基調とした清潔感のあるバスルーム。アメニティは固形石けんのみでした。
バスタブはなく、バスルームの奥にアクリルパネルで仕切られたシャワーブースがあります。
シャンプーやコンディショナーはありませんが、髪と体共用の洗浄ジェルの入った容器が壁に設置されていました。
ホテルレガッタの宿泊者は、歩いてすぐのところにあるレガッタスパを利用することができます。
レガッタスパは2017年4月にオープンしたばかりの新しくてきれいなスパ。スパスタッフが笑顔で出迎えてくれました。
木をふんだんに使った更衣室は広々として、とてもきれいです。
間近に海を眺めながら入ることができるスパ。まるでプールと海がつながっているような錯覚さえ覚えます。
こちらのスパは6月~8月の夏期にはホテルレガッタの宿泊者と株主のみが利用できますが、9月~5月は宿泊者以外も利用可能とのこと。
1回の利用料は、ホテルレガッタの宿泊者は15ユーロ、宿泊者以外は20ユーロ。
施設内には、フォーシーズンズなど高級ホテルやスパで使用されるドイツのラグジュアリーブランドBABOR(バボール)の研修を受けたスタッフによるトリートメントを受けることもできます。(別途有料)
スパの外にあるテラス席は、温まった体を冷ますのにぴったり。水平線を眺めながら、リラックスできます。
21時頃のホテルレガッタ(9月上旬撮影)。
フィンランドの夏は、白夜の影響で、21時過ぎまで真っ暗にはなりません。
ホテルレガッタのレストラン「ブラッセリー・レガッタ(Brasserie Regatta)」では、月曜~金曜は朝7時から9時30分、土日は朝8時から10時30分の時間に朝食ブッフェを提供してます。
パンケーキ、カレリヤパイ、麦のお粥、黒パン、各種ハム、チーズ、野菜、フルーツ、ヨーグルト、ベリーやナッツ、ジャムなど、豊富な品ぞろえが嬉しいブッフェ。
天井と片側の壁がガラス張りのため、夏の晴れた日には朝の光を浴びながら朝食をいただき、一日のエネルギーをチャージすることができます。
ホテルレガッタのあるハンコは、ヘルシンキからは電車なら乗り換えを含めて片道約1時間40分、バスなら片道2時間の距離。
無理すれば日帰りもできなくはないですが、公共交通機関は本数も少ないので、どうせならホテルレガッタに一泊し、ハンコの町ののんびりとした雰囲気に浸ってみることをおすすめします。
提供: CAITOプロジェクト
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
【施設詳細】
名称 Hotel Regatta
住所 Torikatu 2 Hanko Finland 10900
電話 +358 19 248 6491
公式サイト https://www.hotelregatta.fi/en