世界遺産の街・マラケシュの代名詞!フナ広場を一望するレストラン「レ・プレミス」
|モロッコを訪れる旅行者のほとんどが足を踏み入れる街といえば、旧市街が世界遺産に登録されているマラケシュ。そして、マラケシュといえばなんといってもフナ広場です。
正式には「ジャマ・エル・フナ」の名前をもつフナ広場は、毎日のようにお祭り騒ぎが繰り返されるマラケシュの代名詞。マラケシュを訪れるなら、一度はフナ広場を見渡せる場所で食事を楽しんでみたいものです。
フナ広場に面したレストランのひとつが「レ・プレミス(Les Premices)」。
外国人観光客に人気の3階建てのカフェ・レストランで、2階と3階のテラス席からはフナ広場が一望できます。フナ広場の雑踏に揉まれるかわりに、鳥のように広場を俯瞰して見られるなんてなんだか新鮮で感動的。
クスクスやタジンといった典型的なモロッコ料理のほかに、ステーキやピザ、パスタなどもあり、料理のバリエーションは豊富。飲み物だけの利用の場合、1階席が基本となるので、2階や3階のテラス席を狙うなら食事に訪れましょう。
特等席は、テラス席のなかでもすぐ下に広場が見えるポジション。色んな人やモノでごった返すフナ広場は、ずっと見ていてもまったく飽きることがありません。
注文したのはモロッコ料理の定番、ハリラスープと野菜のタジン。
ハリラスープは典型的なモロッコの前菜のひとつで、ひよこ豆や玉ねぎ、トマトなどを煮込み、小麦粉でとろみをつけたスープ。
クセのない滋味あふれる優しい味は、日本人の口にも合います。具ぐだくさんなのでこれだけでも少しお腹が膨れるうえ、栄養満点でモロッコでは「ハリラを飲めば医者はいらない」と言われているとか。
ご存じタジンは、モロッコ人が毎日のように食べている煮込み料理。
とんがり帽子のような形をしたタジン鍋で、具材の水分を使ってじっくり煮込んだタジンは水溶性の栄養素が残るためとってもヘルシーなんです。アツアツ、ホクホクのタジンの野菜はクセになるおいしさ。
眼下に広がるフナ広場に目をやれば、そこでは世界中からの観光客や地元の人、大道芸人、土産物の売り子、屋台などがごちゃ混ぜになり、まさにカオスの様相を呈しています。
写真撮影用のサルをかごに乗せて自転車で走り去るおじさんがいたり、スクールバスが通ったり、パトロールの警察車両がやってきたり・・・
たくさんの屋台や大道芸人が集まるフナ広場は、いかにも歩行者天国のようですが、自転車、バイク、馬車、トゥクトゥク、自動車などさまざまな車両が通ります。
入れ代わり立ち代わり色んなものがやってくるので、フナ広場の風景はそれだけでエンターティメントです。
日が暮れてくると広場の活気はますますヒートアップ。これからマラケシュの熱い夜がはじまります。
フナ広場のレストランは観光客向けであるのは否めませんが、テラス席から眺める広場の景色こそが最高のごちそう。マラケシュ滞在中、一度は広場に面したレストランからフナ広場の全景を楽しんでみませんか。
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お店 レ・プレミス(Les Premices)
住所 place Jamaa fnaa | marrakech menara, Marrakech 40000
電話 +212 5243-91970