【世界の絶景】忘れられない絶景がここに、青の町シャウエンを一望する「スパニッシュ・モスク」

「青い町」として近年人気急上昇中のモロッコ、シャウエン。ブルーで統一されたメルヘンチックなメディナ(旧市街)はもちろんのこと、山に囲まれたダイナミックな風景も魅力です。

シャウエンの町並みを一望できるとっておきのビュースポットが、スパニッシュ・モスク(ジェマ・ブザアファ)。せっかくシャウエンを訪れたなら、ここからの景色を見ずに去ることはできません。

高台にたたずむスパニッシュ・モスクへ行くには、まずはメディナの東端にあるオンサー門(Bab El Onsar)を目指しましょう。

門を抜けてメディナの外へ出たら、ラス・エル・マの泉から湧き出る清流沿いにカフェが並ぶ光景が目に入ります。

その横を通り過ぎると、道路を挟んで正面にスパニッシュ・モスクへの登り口があります。

ここからいざ、スパニッシュへ・モスクへ。階段と坂道を登っていくと、しだいに視界が開けて白と青で統一された段々畑のようなシャウエンの町並みが見えてきます。

すでにシャッターが止まらなくなりそうですが、絶景さんぽはまだまだ始まったばかり。これから先どんな風景が待ち受けているのか、心躍らずにはいられません。

乾いた荒々しい山とサボテン・・・日本では見られない景色に、異国にいるんだなぁと改めて実感します。

最初は舗装されていた歩道も、先に進むにつれてだんだんと未舗装の道に変わっていきます。滑りやすい場所やでこぼこした場所が多いので、歩きやすい靴でお出かけを。

観光客でにぎわうシャウエンの町ですが、ここまで来る人は案外少ないようで、驚くほど人通りはまばらです。

途中、民家を発見。ここでもやっぱりシャウエンカラーのブルーに出会えます。

景色を楽しみながら歩いているうちに、意外とあっという間にスパニッシュ・モスクに到着。オンサー門からゆっくり歩いて15分ほどです。

スパニッシュ・モスクはその名の通り、1920年代にスペイン人によって建設されたモスク。

2017年10月現在、モスク自体は閉鎖されていますが、モスク前はシャウエンのパノラマを望む絶好の展望台となっています。メディナの全景はもちろんのこと、新市街までをも見渡すことができますよ。

山裾に広がる白と青の町並みは、なんとも幻想的。これが現実の光景だなんて信じられないような、別世界に迷いこんだかのような気分にさせられます。

メディナの中心部にあるカスバ(城砦)や、ところどころに見えるモスクのミナレット(尖塔)がひときわエキゾチック。

きっと、こんな風景が見られるなんて、モロッコに来てよかった、シャウエンに来てよかったと思うはずです。

ここから見る夕景や夜景も格別。しかし人通りは少ないので、暗くなる時間帯に単独や女性だけで訪れることはおすすめできません。夕方以降は、ほかの旅行者と誘い合わせてできるだけ大勢で行く、ガイドを依頼するなどして、安全にシャウエンの絶景を楽しんでください。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア