一度行ったら忘れられない、楽しさいっぱいのモロッコ旅行の8つの魅力
|北アフリカに位置するモロッコは、年間1000万人以上の旅行者が訪れる観光大国。イスラムの国としては比較的旅行がしやすいことで人気を集めています。
「モロッコ旅行に興味はあるけれど、行こうかどうか迷っている」、そんな人がいたら、ぜひ一度思い切って足を運んでみてください。なんたってモロッコには、旅行者を惹きつけてやまないたくさんの魅力が詰まっているのですから。
・エキゾチックな町並み
モロッコの最大の魅力のひとつが、個性あふれるエキゾチックな町並み。
「世界一の迷宮都市」と呼ばれるフェズは砂漠色、ジャマ・エル・フナ広場が有名なマラケシュはバラ色、青の町シャウエンはもちろん青と、モロッコ各地で色彩豊かな町々に出会うことができます。
実はモロッコは世界遺産の町の宝庫でもあり、考古遺跡や砂漠の集落を除いても、フェズ、テトゥアン、メクネス、ラバト、アル・ジャディーダ、エッサウィラ、マラケシュの7つもの世界遺産の町があります。
中世のイスラム都市から、ヨーロッパの影響を受けた近代都市まで、多彩な表情をもつ町があなたを待っていますよ。
・ダイナミックな砂漠
町歩きが楽しい一方で、「モロッコ旅の醍醐味は砂漠!」という人もいます。確かに、砂漠ツアーはモロッコ旅行のハイライトのひとつ。
なかでも人気なのが、マラケシュからワルザザードをへて、メルズーガへといたるコース。都市部と砂漠地帯を分けるアトラス山脈を越えて、「モロッコで最も美しい村」といわれる世界遺産の集落アイト・ベン・ハッドゥを訪ねた後は、巨大な岩壁が圧巻なトドラ峡谷や、オレンジ色に輝くメルズーガ大砂丘へ・・・
日本では絶対に体験できないスケールの砂漠ツアーは、驚きと感動の連続です。ラクダに乗って砂漠を旅した経験はきっと、一生忘れられないものになるはず。
・華麗なるイスラム建築
モロッコでは、モスク、マドラサ(神学校)、宮殿など、いたるところでイスラム芸術の粋を集めた美しい建築物に出会うことができます。特にマラケシュとフェズでは、「町を歩けば歴史的建造物に当たる」といっても過言ではありません。
ヨーロッパの宮殿などに比べると、一見派手さはないモロッコの建築ですが、漆喰装飾や木彫り、彩色タイル、ステンドグラスなどに見られる職人技は、見れば見るほど引き込まれます。
・猫大国
猫好きの皆さんに嬉しいお知らせがあります。それは、モロッコがおそらく世界でも屈指の猫大国だということ。モロッコの旧市街を歩けば、いたるところで猫、猫、猫・・・
筆者が特におすすめしたい猫タウンは、モロッコ南部の港町エッサウィラと、青の町として人気の山あいの町シャウエン。猫たちがのんびりと気ままに過ごしているこれらの町は、猫好きなら歩いているだけで幸せな気分になれるばす。
エッサウィラもシャウエンも、町自体が美しいので、猫の写真もひときわ絵になりますよ。
・情緒あふれるリヤドステイ
モロッコ旅行の楽しみといえば、リヤドステイ。「リヤド」とは、もともとアラビア語で「中庭をもつ邸宅」を意味する語で、今日では「中庭をもつモロッコの伝統的な邸宅を改装したホテル」の意味で使われていることがほとんどです。
「リヤド=高級宿」というイメージがあるかもしれませんが、カジュアルなB&Bのような手頃なリヤドもあり、経済的な宿から5つ星の高級宿まで、さまざまな選択肢があります。
手頃な料金のリヤドでも、モロッコならではの旅情がたっぷりと味わえますが、せっかくなら一度は至れり尽くせりの高級リヤドに泊まってみたいもの。
・雑貨天国
エキゾチックでポップな雑貨がいっぱいのモロッコは、ショッピング好きの女性にはたまらない雑貨天国。革スリッパのバブーシュやミントティーのポットなどは、日本でも見かける定番のモロッコ雑貨ですね。
日本に比べると物価もずっと安いので、スーク(市場)でうまく交渉すれば、キュートな雑貨が驚くほど安く手に入ります。
フランスをはじめヨーロッパ文化の影響を強く受けているモロッコでは、エスニックな雰囲気が強すぎない洗練された雑貨が多く、日本の部屋にも合わせやすいのがポイント。
・美容大国
女性なら、雑貨のみならず自然の恵みをいっぱいに受けたモロッココスメも見逃せません。
モロッココスメの代表格といえば、モロッコ南部にしか自生しないアルガンツリーの種子から採れるアルガンオイル。保湿力が高いのはもちろんのこと、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれていることから、高いアンチエイジング効果が期待できるといわれています。
ほかにも、バラやガスール(モロッコクレイ)、アーモンド、ハーブを使用したローションやクリーム、パック、石鹸など、モロッコはナチュラルコスメの宝庫です。
・フレンドリーな人々
人と人との距離が近いモロッコの人々は、とってもフレンドリー。困った旅行者を見ると放っておけないという人が多く、キョロキョロしながら町を歩いているときっと声をかけてくれる人がいるはずです。
日本人旅行者のあいだで「世界三大ウザイ国」といわれているだけあって、マラケシュなどの一大観光地では強引な客引きにウンザリする瞬間もあるかもしれませんが、小さな町に行けばずっとずっと穏やか。
激しい呼び込みはないかわりに「ハロー」「モロッコへようこそ」と声をかけてくれる人がたくさんいます。
もちろん詐欺やぼったくりには注意する必要がありますが、自分自身が心をオープンにしていれば、きっと楽しい思い出のほうが圧倒的に多いはず。
筆者がモロッコ旅行で最も印象に残っているのは、モロッコの人々の明るく人懐っこい笑顔かもしれません。
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