染料に使われる藍を材料とした料理が味わえるお店 / 徳島県藍住町『農園直営 旬感ダイニング アクリエ』

藍を染料として用いた染物「藍染め」。

徳島県は「藍染め」の元となる藍染料「蒅(すくも)」づくりの本場として、現在もその伝統が引き継がれています。

そんな「藍」を使用した料理が食べられるお店が徳島県にあります。

「藍」を使った料理をいただけるのは、徳島県板野郡藍住町にある『農園直営 旬感ダイニング アクリエ』。2019年2月3日でオープン4年目を迎えたアクリエは、フリルレタスやスイスチャードなど、新鮮な水耕栽培の野菜を楽しめるレストランです。

そもそも「藍は食べられるの?」と思い立ったのをきっかけに、食用藍の栽培を手がけるようになったそう。

実は「藍」には驚くべき多くの効能効果があるのです。食物繊維とミネラルが豊富で、その量はケールやバジル、ほうれん草より圧倒的に多いのです。

そして、ブルーベリー4倍以上のポリフェノールが豊富に含まれており、ピロリ菌に対して抗菌作用があります。そんな「藍」を使った料理とはどんな味なのでしょうか。

店内入口を入ると目に飛び込んできたのが、水耕栽培のショーケース。野菜の成長を見学できるように設置されているのだそう。

・藍を練りこんだ麺料理が食べられる「ランチコース」

さて、藍を練りこんだ麺料理が食べられる「ランチコース」は、1名2500円(税抜)のコースのみ。

コースの中のメインの次に提供される2種類の「軽い料理」の内、「藍の麺料理」を選択すると食べることができます。

訪れた日の「藍の麺料理」は、藍の手打ちパスタ「ズワイガニと季節野菜のクリームパスタ」。

「藍」を使用しているから藍色の料理が出てくるかと想像しがちですが、こちらは生パスタに藍パウダーが練り込んであります。

パスタはもちもち食感。臭みやクセも感じられず、クリーミーで優しい味わい。

美味しく料理が楽しめて、身体に多くの効能効果が得られるとあっては、ぜひ実際に食べてみたくなるもの。

パスタについてくるフォカッチャにも、藍のパウダーが練りこんであります。生地はふわふわもちもちで、どの種類のメインとも相性抜群です。

食後の飲み物「藍のハーブティー」にも「藍」が使用されています。

スッキリ飲みやすい「藍のハーブティー」は、こってりしたメイン料理を食べた後にオススメです。

店内では、藍茶や藍粉など食用として利用できる商品の販売もしています。徳島のお土産に購入してみてはいかがでしょうか。

・アクリエでしか食べられない「藍料理」を存分に堪能できるお店

ランチのメニュー内容は1カ月ごとに変わるので、その時々で季節の食材を味わえます。徳島を訪れた時は、『農園直営 旬感ダイニング アクリエ』で藍料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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お店 農園直営旬感ダイニング アクリエ
住所 徳島県板野郡藍住町奥野和田119-1
営業時間 ランチ11:30-14:00(L.O 13:30) ディナー17:30-22:00(L.O 21:00)
定休日 不定休
お店のHP https://www.aqulier.com



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : 農園直営旬感ダイニング アクリエ

住所 : 徳島県板野郡藍住町奥野和田119-1