なんと銀座で600円!超絶コスパなのに絶品のミックスフライ定食を味わう / 銀座7丁目の路地裏の名店「とんかつ不二」
日本有数の繁華街、銀座。
誰もが一度は聞いたことがある高級店が軒を連ね、長い歴史も持つ格式高い街並みは、日本のみならず、世界中の人々を魅了しつづけている。
もちろんグルメの領域についてもたくさんのお店があり、例えばカツカレー発祥のお店や、トンカツ発祥のお店、さらにはノスタルジー溢れる洋食が味わえるお店、やあのジョン・レノンゆかりの喫茶店に、1時間限定のモーニングが楽しめる老舗のアンパン屋さんに、海鮮玉手箱のようなちらし寿司を味わえるお店、さらにはワンコインで定食が味わえるお店など、様々なジャンルのお店がピンからキリまでそろっているのだ。
今回はそんな銀座の中で、お値打ち価格でミックスフライ定食を味わえるお店をご紹介したい。
お店の名前は、「とんかつ不二」。
・1927年(昭和2年)創業の老舗とんかつ店、それが「とんかつ不二」
こちらのお店、1927年に創業した老舗のとんかつ店。
1927年といえば大正から昭和への時代が変わった年。
この年はチャールズ・オーガスタス・リンドバーグが「スピリット・オブ・セントルイス」と名づけた単葉単発単座のプロペラ機でニューヨーク・パリ間を飛び、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功した年。
日本では浅草・上野間で営業を開始した日本で最初の地下鉄銀座線が開通し、新宿の中村屋がカリーライスの売り出し開始し、三越が日本初の自動扉エレベーターを備えて営業するなど、東京は非常に打撃を受けた関東大震災からの復興をとげていた時代。
そんな時代に産声をあげたのが今回ご紹介する「とんかつ不二」なのだ。
・600円で味わえる最高のミックスフライ定食、それが「とんかつ不二」の素晴らしさ
こちらのお店では開始時間の異なる2つのシグネチャーメニューが存在している。
それが11時30分からスタートする限定15色の魚フライ定食と13時からスタートする限定15色のミックス定食だ。
中でも13時からスタートする限定15色のミックス定食は、超絶コスパなのに絶品のため、銀座で13時から時間があるのであれば、必食といってもいいほどのメニュー。
まず驚いてしまうのがそのボリューム。
エビフライにキスフライ、そして豚カツのヒレにチーズササミカツと4種類の絶品カツが、たっぷりと盛られたミックスカツ定食は銀座という立地でかつ600円で味わえる定食とは思えないほどのクオリティ。
・独特のソースと独特の豚汁、それが他では味わえない定食を提供する「とんかつ不二」
そしてさらに特筆したいのが、こちらのお店の独特のソースと独特の豚汁。
こちらの特製ソースは、ウメシソのようなさっぱり感と、独特の甘みを感じられる、「とんかつ不二」でしか味わえないソース。
そんなソースをたっぷりとミックスフライにかけて味わえば、最高のランチタイムを堪能できるのだ。
そんな美味しいソースは、ご飯とフライとの相性も抜群、
そして、キャベツにもたっぷりとかけて味わえば、さっぱりとした中にも後引くウマミたっぷりの味わいを堪能できる。
そしてもう一つの「とんかつ不二」でしか味わえないものが、透き通った独特の豚汁だ。
しっかりとショウガの効いた透明なスープは、たっぷりと野菜と豚肉の旨味を感じることができる逸品。
ショウガが効いているため、非常にさっぱりとしており、味噌を使っていないため、少しミネストローネのような風味も感じられる味わいとなっており、まさに「とんかつ不二」でしか味わえない豚汁となっている。
シンプルながらも美味しいフライの定食を提供し続けている名店「とんかつ不二」。
もし東京・銀座を訪れるのであれば、長い昭和、平成の歴史とともに歩み続けてきたこちらのお店に立ちよってみてはいかがだろうか?
そこではきっと、元号が変わっても、多くの人々にこれからも愛され続ける、お値打ち価格で本当に美味しい定食を味わえるに違いないのだ。
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お店 とんかつ不二 (とんかつ ふじ)
住所 東京都中央区銀座7-6-2
営業時間 11:30~14:00 / 17:00~21:00
定休日 土日祝