【ドイツの古城ホテル】ワイン畑の上にあるエバーシュタイン城で優雅なスイートルーム滞在&ミシュランレストランでの食事を楽しむ

「古城大国」とも言われるほど、中世ロマンあふれる古城が各地に点在するドイツ。現在残されているお城の中には、雰囲気を活かした古城ホテルとして利用されているものも少なくありません。

古城ホテルといっても、5つ星の高級ホテルから手ごろな値段のホテル、ユースホステルまで種類はさまざま。どのホテルに泊まるにしても、「中世の古城に泊まる」という日本でなかなかできない体験はいい旅の思い出になるはずです。

そんなドイツ各地にある古城ホテルから今回紹介するのは、ゲルンスバッハという町のワイン畑の上に立つエバーシュタイン城。部屋数は16室という家族経営のホテルで、小規模ながらの手の行き届いたサービスが受けられます。

ホテルには今年ミシュラン1つ星を獲得したレストランもあり、雰囲気の良いテラス席で素晴らしい食事も楽しめますよ。

エバーシュタイン城があるのは、高級保養地としても知られる南西ドイツの町バーデン・バーデンのすぐ近く。町を見下ろすワイン畑の上に、可愛らしい古城ホテルが立っています。

その素晴らしいロケーションから、結婚式をはじめイベント会場としても人気。筆者の訪問時もちょうど結婚式が行われており、祝福された2人の姿を見てこちらまで幸せを分けてもらった気分になりました。

16室ある客室は4つのカテゴリに分かれていますが、今回アップグレードでスイートルームに滞在できたので、その様子を紹介します。

リビング、寝室、バスルームから成るスイートルーム。広々とした部屋は赤や黒、ブラウンを基調とした色合いでまとめられ、落ち着きのある雰囲気です。写真はリビング部分ですが、その奥にはウォークインクローゼットも完備されています。

寝室には大きなベッドが置かれ、寝心地も抜群。

その隣にはバスルームがあり、シャワー室とバスタブの両方があります。シャワー室はサウナにもなり、ちょっとしたスパ気分も楽しめますよ。

部屋の様子が分かった所で、次はレストランの様子を紹介しましょう。ホテル内にはレストランが2つあり、そのうち「ヴェルナーズ・レストラン」は今年ミシュランの1つ星を獲得。丘を見下ろす雰囲気の良いテラス席で、見た目も味も素晴らしい料理が楽しめます。

今回頂いたのは4品のコースメニュー。4品と言えど「シェフからの挨拶」と銘打った前菜や口直しのソルベ、デザートにつづくプチフールなど、メニューにない品も色々でてきます。

様々な種類のトマトをあしらったカプレーゼは彩も鮮やか。

前菜のあとは魚料理をはさみ、メインはボーデン湖で育った水牛のステーキ。ビックリするくらい柔らかく、肉のうま味を十分に感じ取ることができます。

デザートはアプリコットのケーキ。キャラメリゼしたピスタチオやローズマリーオイルとの相性が抜群です。

お喋りなどをしながら、3時間ほどかけてゆっくりと味わうコースメニュー。食べ終わる頃には日もすっかり暮れ、町にぽつぽつと光が灯る様子がなんともロマンチックです。

部屋の雰囲気もレストランの食事も素晴らしく、ゆったりと非日常的な時間が過ごせるエバーシュタイン城。ここで過ごす優雅なひと時は、ドイツ旅行での忘れられない思い出になるでしょう。

また近くにはバーデン・バーデンやラシュタットなどの町があり、カジノ見学ツアーや宮殿を訪れるのもおすすめ。お城滞在と併せてぜひ楽しんでみてください。

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エバーシュタイン城(Schloss Eberstein)
住所:Schloss Eberstein 1, 76593 Gernsbach
電話:+49 7224 995 950
ウェブサイト:https://www.hotel-schloss-eberstein.de/