【伊豆高原】広大な敷地にわずか15室! 全室露天風呂付き高級旅館「赤沢迎賓館」

赤沢迎賓館は、静岡県伊東市・伊豆高原にあるスパリゾート施設「赤沢温泉郷」にある旅館です。

赤沢温泉郷には、赤沢迎賓館のほか、赤沢温泉ホテル、日帰り温泉館、赤沢スパ、フィットネス、ボウリング、テニスコートなどの施設があり、泊、食、健、美、楽のすべてがそろっています。

ほかの施設がファミリーやグループ旅行で楽しめるカジュアルな雰囲気であるのに対して、赤沢迎賓館はまったく趣の異なる、優雅で品格漂う旅館です。

日本建築の粋を堪能できる客室は、広大な敷地にわずか15室という贅沢なつくりで、全室海洋深層水の湯を掛け流しで楽しめる露天風呂が設えられています。中学生未満は宿泊不可となっており、落ち着いて過ごしたい大人にぴったりです。

調度品のひとつひとつにまでこだわった館内で、迎賓館と呼ぶのにふさわしい一流のおもてなしを受けられます。

赤沢迎賓館の客室は、いずれも居間・寝室・広縁・露天風呂から構成され、約70㎡とかなり広いです。網代の天井、聚落壁など日本の建築美を極めた空間は思わず見入ってしまうほどの美しさ。

総檜の広縁には濃縮海洋深層水の掛け流し露天風呂が設えてあります。

海洋深層水とは太陽光が届かなくなる水深200メートル以深の海水のこと。同じ海水の表層水と比べて、安定した低温性、富栄養性、ミネラルバランス、清浄性という優位性を保つことで知られています。

1階のお部屋からは広々としたお庭を、2階のお部屋からは林立する木々を眺めながら、好きなだけ濃縮海洋深層水の掛け流しのお湯を楽しめるお風呂です。

一人はもちろん、二人で入っても十分な広さだから、カップルや家族、友達といっしょに楽しめます。完全プライベートだからほかのお客さんを気にする必要もありません。

居間の奥、一段高くなった畳の寝室には布団が敷かれています。1室の定員は3名です。

洗面所はゆったりした広さで、洗面台が2つあります(ダブルベイシン)。母娘、あるいは女子旅で泊まって同時にスキンケアやメイクをしたいときも、気兼ねする必要がありません。

洗面所の隣にはシャワールームがあり、そこから先ほど紹介した広縁の露天風呂に出られます。

赤沢温泉郷はDHCがプロデュースするリゾート施設なので、洗面所に備え付けのアメニティもDHCのもの。驚いたことに、1回分のパウチやミニボトルではなく、現品サイズのスキンケア(コラーゲン美容液やコラーゲンクリームなど4品)が人数分用意されていました。

もちろん1泊2日では使い切れないので、自分用のお土産として持って帰れます。

豚毛のヘアブラシ、歯ブラシ、歯磨き粉などもすべてDHCのもの。自社製品のアピールもあるでしょうが、アメニティグッズの充実度は素晴らしいです。気に入ったら敷地内にあるショップで購入できますよ。

赤沢迎賓館には宿泊者専用大浴場(檜風呂と石風呂)があり、男湯と女湯が日替りで楽しめます。

いずれも半露天で、海洋深層水の原水100%を使用しているのが特徴です。浴槽は内側から外側に向かって段々と深くなっているので、立ち湯も体験できます。

サウナと水風呂も併設されていました。贅沢な大浴場ですが、すべての客室に檜の露天風呂があるのでわざわざ大浴場へ来る人が少ないのか、このときは貸切状態でお風呂を堪能できました。

赤沢温泉郷の食事は、食事処の個室にていただきます。ほかのお客さんと開始時間をずらして、極力人と会わないようにしてくれているので、プライベート感たっぷり。

料理長が京都で長年修行をされた方で、出てくるお料理は伝統的な京料理をベースとし、そこに独創性を加えたものとなっています。赤沢海洋深層水に吟味された昆布と鰹をふんだんに使用した黄金の出汁を使っており、味に深みがあり、しみじみと美味しいお料理ばかりでした。

朝食は同じ個室で和定食をいただけます。この日は、だし巻き卵、刺身、煮物、おひたし、漬物、昆布の佃煮、白ご飯またはお粥、お味噌汁という内容でした。薄味ですが、出汁がよくきいているので、まったく物足りなさはありません。

伊豆産の干物は、えぼ鯛、金目鯛、カマス、アジから一つ選べたので、筆者はえぼ鯛を選択。身がふっくらやわらかく、香ばしくて美味しかったです。

(※食事の内容はプランや季節により異なります。公式サイトにてご確認ください。)

赤沢迎賓館は気軽に泊まれる旅館ではありませんが、お部屋もお風呂も料理も素晴らしく、大人の贅沢旅や記念日のお泊まりにおすすめのお宿です。優美な調度品に囲まれ、賓客になったようなもてなしを受けて、忘れられない滞在ができることでしょう。

名称 伊豆高原 赤沢温泉郷 赤沢迎賓館
住所 静岡県伊東市赤沢 字浮山163-1
公式サイト https://www.izuakazawa.jp/geihinkan/

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア