【東京で味わう地方グルメ】新潟名物の燕三条背脂ラーメンを都内で味わえるお店、蒲田「ラーメン潤」

実は全国でも屈指のラーメン激戦区である新潟県。人口10万人当たりのラーメン店軒数は堂々の全国4位で、”新潟5大ラーメン”と呼ばれる5系統のラーメンがあることで有名です。

そのうちの一つが「背脂ラーメンの元祖」と呼ばれる、燕三条背脂ラーメン。

燕三条背脂ラーメンの特徴は、
・表面を覆う大量の背脂
・うどんのような極太麺
・やや濃い目の醤油味
という3点。

これは高度経済成長時代の頃、不規則な労働時間で働く工場労働者たちが、いつでも美味しくラーメンを食べられるように、冷めづらく、伸びづらく、さらに労働で失われた塩分を摂取できる、というラーメンが開発されたからだと言われています。

つまり、日本の工業の発展とともに進化していった一杯こそ燕三条背脂ラーメンなのです。

今回は、そんな新潟名物の燕三条背脂ラーメンを都内で味わえるお店「ラーメン潤 蒲田店」を紹介します。

・てんこ盛りの岩のり
今回は、お店で1番人気の「岩のりラーメン」を注文してみました。どんぶりの上には、てんこ盛りの岩のりが乗っていて、見た目のインパクトも強烈です。最近でこそ、岩のりをトッピングするラーメン店も増えましたが、このような岩のりたっぷりなラーメンを提供したのはラーメン潤が初めてだそうです。地元の漁師さんと一年分を直接契約して、美味しい岩のりを仕入れているこちらのお店だからできるラーメン。岩のりをスープと一緒に口に含むと、磯の香りが煮干しダシの醤油スープに加わり、やや濃い目の味付けながらもスッキリとした余韻の広がる絶品スープへと進化します。

・背脂の魅力とガッシリとした極太麺
「燕三条背脂ラーメン」と呼ばれるだけあって、背脂の量は他店のラーメンより多め。食べたことのない方は濃い味を予想するかと思いますが、実際にいただくと背脂の甘みとまろやかさが出ているものの、非常に食べやすいラーメンでした。

香り高くスッキリとした煮干し醤油ベースのスープだからこそ、濃厚な背脂と上手くマッチしているのでしょう。極太麺との相性もバツグンな完成度の高い一杯でした。

・名物、鬼油の本気
こちらのお店は背脂の量を5段階で選べるのですが、最強レベルの”鬼油”になると衝撃の光景が目の前に広がります。もはや背脂以外見えないと言っても過言ではないレベル。大量の背脂がスープ全体を閉じ込めてしまっているため、このレベルになるとスープの表面と空気の間にしっかりと背脂によるコーティング面がうまれるため、湯気がまったく立たなくなります。

しかし、中は熱々のスープと麺が閉じ込められ、しっかりと全体を混ぜ合わせると濃厚な背油のウマミをたっぷりと味わう事が出来ます。

こちらは標準的な背油の量。濃厚な鬼油とは異なる味わいですので、背脂の量を調整して自分好みの味を探してみるのも楽しいです。

・勝手に命名!「背脂デンジャラスゾーン」
実は、蒲田店には「背脂デンジャラスゾーン」が存在します。あれだけの背脂を乗せるためには、当然ですが店員さんは何度も背脂をチャッチャと振らなければいけません。そのため周囲に背脂が飛び散る可能性があり、蒲田店の店奥の3席ほどには背脂が飛んでくる危険性があるそうです。背脂を全身に感じたいという背脂マニアの皆さんは、是非とも背脂デンジャラスゾーンへ。カウンターの目の前で行われる背脂チャッチャは非常に迫力もあって、一見の価値ありです!

新潟の工場労働者と共に進化を遂げていった、燕三条背脂ラーメン。そのユニークな個性の一つ一つは、一生懸命に働く人々への思いやりで生まれたものでした。

日本の高度経済成長時代を支えた方々の、その方々がこよなく愛した燕三条背脂ラーメン。背脂だけではなく日本発展の歴史もつまった一杯を食べに行ってみてはいかがでしょうか?

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お店   らーめん 潤 蒲田店
住所   東京都大田区蒲田5-20-7
営業時間 【月~木】10:00~翌2:00
     【金土】 10:00~翌3:00
     【日祝】 10:00~23:00
定休日  年中無休
お店のHP http://www.ramenjun.co.jp/shop/

↓東京都内では、蒲田店のほかに亀戸店もあります。



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : らーめん 潤 蒲田店

住所 : 東京都大田区蒲田5-20-7