パリのシンボル、凱旋門からシャンゼリゼ通りとエッフェル塔を眺めよう!

パリのランドマークのひとつ、凱旋門。やはりパリを訪れたら一度は見ておきたい場所ですよね。

一般に「パリの凱旋門」といえば誰もがこの門を思い浮かべますが、実はパリにはカルーゼル凱旋門など他にも凱旋門があり、もっとも有名な凱旋門は正式には「エトワール凱旋門」といいます。

エトワール凱旋門は、ローマにあるティトゥス帝の凱旋門に着想を得て、建築家ジャン・フランソワ・シャルグランによって設計されました。

アウステルリッツの戦いに勝利したのを記念し、「世界最大の門を!」というナポレオンの命で1806年に着工しますが、政治的に不安定な時期を迎えたため、完成したのはナポレオンの死後19年たった1836年のこと。

流刑の地セント・ヘレナでこの世を去ったナポレオンの遺体は、1840にやっとこの門をくぐることができました。生きて凱旋門の完成を見ることができなかったナポレオンはさぞかし無念だったことでしょう。

しかし完成以来国の重要行事の場となり、1944年にはパリ解放の行進が行われるなど国家の威信の象徴となってきました。その点においてナポレオンの遺志が受け継がれているといえるのではないでしょうか。

テレビや書籍などで過去に何度も目にしていても、やはり高さ50メートル、幅45メートルの壮大な門を目の当たりにするとその迫力に圧倒されます。同時に「パリに来たんだ!」ということが実感できる瞬間でもあるはずです。

門を飾る10のレリーフはナポレオンの偉業をテーマにしたもので、とりわけ4つの浮き彫り彫刻は圧巻のスケールと立体感。

なかでも特に有名なのがフランソワ・リュード作の「ラ・マルセイエーズ」と呼ばれる「義勇兵の出陣」。1792年にフランスを守るために召集された20万の兵士と民衆に戦闘を呼びかける女神の姿が描かれています。

正面から、斜めから、そして真下からと、さまざまな角度からこの壮大な門を眺めてみましょう。威風堂々とした門に刻まれた精巧かつ力強い彫刻の数々には、見れば見るほど引き込まれます。

門の下、中央には祖国のために命を落とした多数の無名戦士が眠っており、毎日18時半には追悼の炎が点火され続けています。凱旋門は戦勝記念碑であると同時に、戦没者の追悼の場でもあるのです。

せっかく凱旋門に来たら、外から眺めるだけでなくぜひ門の上にものぼってみましょう。

長いらせん階段をのぼって屋上のテラスに出ると、360度のパノラマが広がります。凱旋門が位置するエトワール広場(現在は「シャルル・ド・ゴール広場」に改称されている)を中心に放射状に広がる12の大通りが見渡せます。

凱旋門の正面にはおそらく世界でもっとも有名な通りであるシャンゼリゼ通りが広がります。

その延長線上にはコンコルド広場やルーブル美術館といった名だたるスポットがあり、凱旋門とルーブル美術館のピラミッド、コンコルド広場のオベリスクはすべて一直線上に位置しています。

もちろん、パリのシンボル、エッフェル塔の姿も望むことができます。

まさしくパリの中心にある凱旋門は、もっともパリらしい風景を眺めるのに最適の場所といえるのではないでしょうか。

入場料は通常の大人料金が12ユーロとやや高めの設定となっているので、対象施設がフリーパスで入場できるパリ・ミュージアム・パスの利用がおすすめです。

あなたも、凱旋門にのぼって「パリ」を実感してみませんか?

エトワール凱旋門公式サイト http://www.paris-arc-de-triomphe.fr/en/

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