ソーセージやビールだけじゃない!本場で味わいたいドイツ・フランクフルトの名物グルメとは?

ドイツと聞くとソーセージやビールが有名です。

しかしながら、ドイツには日本と同じようにそれぞれの地域を代表する料理や飲み物が存在しています。

今回はドイツに存在する様々なローカルフードの中から、フランクフルトの名物と、それらが味わえるレストラン、カフェをご紹介します。

・フランクフルト名物と言えば、りんご酒(Apfelwein)

ドイツはビール大国として知られていますが、フランクフルトへ行ったらならビールよりもまず先に試しておきたい飲み物と言えば「りんご酒」です。

実は、フランクフルトのあるヘッセン州では60ものリンゴ酒醸造所があり、年間4000万リットルものリンゴ酒が生産されています。

フランクフルトでも、特にマイン川南岸のザクゼンハウゼン地区では、中世からりんご酒が作られてきたという歴史があり、今でもりんご酒や郷土料理を売りにする古い居酒屋が多く並んでいます。

この地域でどれだけリンゴ酒が愛されているのかは、石畳を見ても分かります。

足元に目を向けると、石畳の道にはりんごのプレートが埋め込まれているほどなのです。

そんな石畳に古い建物がたちならぶエリアで、昔ながらの居酒屋の雰囲気をたっぷりと味わえるザクゼンハウゼン地区の数ある居酒屋の中から紹介するのは、ツム・グラウエン・ボック(Zum grauen Bock)。

15世紀に建てられた歴史的な建物がそのままレストランになっていて、名物りんご酒とボリュームたっぷりのドイツ料理が楽しめます。

リンゴ酒はゲリプテス(Geripptes)と呼ばれるダイヤ模様が入った切子のコップで飲むのが特徴。

酸味のある爽やかな味でアルコール度数は5~7パーセントほど。

そのまま飲む以外にも、これを炭酸水で割った飲み方も人気です。

酸味のある爽やかなリンゴ酒に合わせたい料理は、マティスフィレ(Matjesfilet)というニシンの酢漬けとフランクフルトの名物の豚肉をつかった料理の盛り合わせ。

リップヒェン(Rippchen)という豚あばら肉の塩漬けやフランクフルトソーセージ、焼きソーセージ、シュバインスハクセ、レバー肉団子とボリューミーで味わい深い料理と酸味のある爽やかなリンゴ酒の相性はバツグンです。

賑やかな昔ながらの雰囲気の中で、豪快でボリューミーなドイツ料理を味わいながら、フランクフルト名物のりんご酒を堪能すれば、フラクンフルトの旅情をたっぷりと感じる事ができるでしょう。

<レストラン情報>
名前: ツム・グラウエン・ボック (Zum grauen Bock)
住所: Große Rittergasse 30, 60594 Frankfurt am Main
営業時間: 月~土曜日 17:00~01:oo
ホームページ: http://www.zumgrauenbock.de/index.htm

・フランクフルトでスイーツと言えばコレ!フランクフルトの冠・「フランクフルター・クランツ」(Frankfurter Kranz)

フランクフルトでカフェに行くならぜひ味わってみたいのが、「フランクフルトの冠」という名を持つ地元名産のケーキです。

大体どのカフェにもありますが、その中でも立地や雰囲気がよい一軒を紹介します。

それがリープフラウエンベルク(Liebfrauenberg)というフランクフルトで最も美しいと言われている広場にある、カフェ・リープフランエンベルク。

フランクフルト観光のハイライトであるレーマーと洋服店が立ち並ぶ賑やかな繁華街ツァイル(Zeil)のちょうど真ん中にあり、ふらりと立ち寄るのにとても便利な場所にあります。

こちらのお店は、1893年から営業しているという伝統を誇るカフェ。

地元の人から愛され、社交場として重要な役割を果たしてきました。

現在でも待ち合わせやちょっとした集まりに使われたりと、地元民の生活に溶け込んでいます。

シャンデリアのある落ち着いた店内では、街の中心にいながらも都会の喧騒を忘れてゆったりと過ごすことが出来ます。

1735年に無名の砂糖菓子職人が作ったのが始まりで、書き記されている一番古いレシピは20世紀初めの物なんだとか。

バタークリームがたっぷりと塗られた表面には、更にクロカント(Krokant)というナッツ類を砕いてカラメルがけをした砂糖菓子がまぶされています。

バタークリームを使ったどこか懐かしい味のケーキ。

クロカントのカリカリした食感もまた病みつきになってしまいます。ケーキを楽しみながら、ここでどんな事が語られてきたのか想像してみるのも面白いですね。

<カフェ情報>
名前: Café Liebfrauenberg
住所: Liebfrauenberg 24, 60313 Frankfurt am Main
営業時間: 月~土曜日 8:00~22:00、日・祝日 9:00~20:00
ホームページ: http://www.cafe-liebfrauenberg-frankfurt.de/index.html

いかがでしたか?

フランクフルトの名物は派手ではないですが、素朴で親しみやすいのがまた良い所ではないでしょうか。フランクフルトを訪れる際にはぜひ試してみてください。

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