【世界の街角】ハンガリー・ブダペスト観光のハイライト!ブダ地区とペスト地区を巡る

ハンガリーの首都ブダペストは街の中心を南北に流れるドナウ川を挟みブダ地区とペスト地区に分かれ、それぞれ異なる魅力を放ちます。

「東欧のパリ」と称されることだけあり、ブダペストの街並みの優雅さは格別のもの。

それではブダ地区からスタートしてペスト地区までぐるりと街を散策してみましょう!

ブダペストの象徴的な建物である国会議事堂はネオゴシック様式の華やかな建築物。数多くの高い尖塔とルネッサンス様式のドームとの調和が芸術的で壮麗な印象。対岸のブダ地区側からは、全長268メートルもある建物の全貌をしっかりと写真に収めることができます。王宮の丘の坂道を進んで行くと、白亜の不思議な建造物が姿を現します。ネオロマネスク様式のどこか異国情緒が漂う個性的な建築は「魚夫の砦」です。砦と言う名前ですがハンガリー建国千年の際に景観美化のために建設されたもので、かつてこの近くに漁師の組合があったことから「漁夫の砦」という名前がついたと言われています。

魚夫の砦の塔や回廊はドナウ川沿いの絶景が見えるスポット。

漁夫の砦の向かいには、カラフルな屋根瓦が美しいマーチャーシュー聖堂が位置します。

マーチャーシュー聖堂はオリエンタルな魅力も兼ね備えており、美しい内装や装飾を眺めていると、思わず時を忘れてしまうほど。

一時はオスマン軍がブダペストに侵攻した際に、モスクに変えられてしまった歴史を持ちます。

王宮の丘には徒歩圏内に見所が集まっており、マーチャーシュー聖堂から徒歩10分ほど歩くと王宮に到着します。ブダ王宮は何度も壊滅的な被害を受けて復興したブダペストの歴史を象徴する場所で、丘の上に建ち強靭な城壁が再現されています。王宮もブダ地区のビュースポットの一つ。

王宮の正面に架かる鎖橋を渡って、ペスト地区へ移動するのがおすすめ。鎖橋はペスト地区で最も賑やかなデアーク・フェレンツ広場周辺へと続きます。ブダペストで最も有名な道アンドラーシ通りは歴史的な宮殿や邸宅が残り、通りの下を走る地下鉄の1号線と共にユネスコの世界遺産に登録されています。1号線は世界で3番目に古く、地下鉄として唯一の世界遺産。レトロで可愛い外観なので、ぜひ滞在中に一度乗車してみてください。アンドラーシ通りから徒歩圏内のブダペスト西駅にある「世界一美しい⁉」と言われるマクドナルドもぜひ立ち寄ってみたいスポットの一つです。

メニューは普通のマクドナルドと同じですが、店内に足を踏み入れると、吹き抜けの天井と華やかな内装がまるでどこかの宮殿のようにも見えてきます。

ブダペスト西駅はパリのエッフェル塔を手掛けたギュスターヴ・エッフェルによって設計され、ガラス張りの個性的な外観は駅と思えない個性的な建築です。

ブダペスト観光で時間があれば、ローカルスポットを訪ねてハンガリーの文化に触れてみませんか?
地元の食材や工芸品が集まる中央市場
でお土産を探したり、世界で三番目の規模を誇るユダヤ教シナゴーグは、日本ではあまり触れ合う機会のないユダヤ教文化を知ることができる場所。ピンクの壁に描かれた幾何学柄やダビデの星が神秘的です。

そしてブダペストの街は夜になるとライトアップされ、更に魅力を増します。
ドナウ川沿いのライトアップした建物を巡るナイトクルーズはブダペスト観光の目玉。

ドナウ川の真珠と呼ばれる絶景を眺めて、一日を締めくくるのはいかがでしょうか?

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