モロッコのアートの町・エッサウィラは食もハイレベル!おしゃれな多国籍レストラン「ラ・セ・ド・ヴゥツ(La Cle de Voute)」

白と青の町並みが印象的なモロッコ南部の港町、エッサウィラ。ヨーロッパの風を感じるこの町は、芸術家や音楽家が多く集まる「アートの町」としても知られています。

それだけに、町を歩けばモダンでおしゃれなレストランもたくさん。伝統的なモロッコ料理はもちろんのこと、本格的なフランス料理やイタリア料理など食のバラエティも豊富で、どこに入ろうか迷ってしまうほど。

エッサウィラの旧市街にひっそりとたたずむレストランが「ラ・セ・ド・ヴゥツ(La Cle de Voute)」。

店名や看板の雰囲気から想像できる通り、モロッコ料理をベースにフランス料理や地中海料理の要素を加えた、インターナショナルな料理が楽しめるレストラン。タジンやクスクスといった定番のモロッコ料理のほかに、日替わりでパスタや肉料理、魚料理などさまざまなプレートが登場します。

メニューはフランス語ですが、スタッフがきちんと英語で説明してくれるのでフランス語ができなくてもご心配なく。

フレンチ・モロッカン風の店内は、エキゾチックでありながら洗練されたモダンな雰囲気。

象の置物など、どこかアフリカ的な要素も感じられます。

料理を注文すると、サービスでミニサイズのビーツのポタージュが出てきました。甘くまろやかで、野菜の滋味がたっぷり詰まったスープのおいしさに、これから出てくる料理への期待が高まります。

まずは前菜としてモロッカンサラダを。モロッカンサラダは、その名の通りトマトや玉ねぎ、ピーマンなどをさいの目状に刻んだサラダ。スパイスで味付けされているため、ヨーロッパのサラダとは違ったエスニックな味わいが楽しめます。

丸く形作られたラ・セ・ド・ヴゥツ(La Cle de Voute)のモロッカンサラダは、まるでフランス料理の前菜かのようにおしゃれ。盛り付け次第でずいぶんと印象が変わるものです。地中海料理の要素を取り入れているというだけあって、オリーブオイルがきいた新鮮で風味豊かなサラダにどんどん食が進みます。

メインディッシュには、この日の日替わりメニューのひとつ、カニのラビオリを。ラビオリはイタリアのパスタの一種で、中に肉や野菜、チーズなどの具材が入っているのが特徴です。カニのラビオリなんて珍しい!さすがは港町・エッサウィラですね。

料理が運ばれてきて驚いたのは、ラビオリが紫色をしていること。なんとタコのエキスで色付けされているそうです。柔らかくみずみずしい自家製のラビオリは、するりと喉を通っていきます。中にはほぐしたカニの身が。

ラビオリの下には南仏料理のラタトゥイユを思わせる野菜の煮込みが敷かれていて、クリーミーでちょっとエキゾチックな味わい。モロッコ料理でもフランス料理でもイタリア料理でもない、独創的な一皿に思わず感心してしまいます。

モロッコでこんなにハイレベルな多国籍料理が食べられるとは……素材の味を生かした繊細な味付けは、味に敏感な日本人の舌も満足させてくれますよ。

これだけ一皿一皿凝った料理を出してくれるお店だけあって、デザートも逸品ぞろい。こちらは、焼きリンゴのアイスクリーム添え。

はちみつ風味の甘いリンゴに少しスパイシーなシナモンがかかり、中央にはココナッツバニラアイス。その上には香ばしいアーモンドがかかっています。一つひとつの素材を見事に組み合わせたデザートは、見た目のボリュームとは裏腹にあっさりと平らげられてしまいます。

ラ・セ・ド・ヴゥツ(La Cle de Voute)は、タジンやクスクスには飽きてしまったけれど、かといって日本でも簡単に食べられるパスタやピザでもない、ちょっと変わったおいしい料理を楽しみたいという人にうってつけのレストラン。

外とは別世界のような静かで落ち着いた空間で、じっくりと美食のひとときを堪能してはいかがでしょうか。

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名前 ラ・セ・ド・ヴゥツ(La Cle de Voute)
住所 76 Rue Laaloujj, Essaouira 44000
電話 +212 661-613188