【日本居酒屋紀行】長野県松本市でおそらくもっとも美味しい焼き鳥屋「鳥心」
|長野県松本市。国宝松本城を中心とする城下町であり、「文化香るアルプスの城下町」として有名な街。この街は大信州や佐久の花など、信州の清流で仕込まれた香り高い日本酒の産地でもある。
そんな呑兵衛垂涎(すいぜん)の日本酒がある場所には、やはり日本酒の友ともいうべき美味なるアテを出すお店が存在するものである。
今回ご紹介するのは松本の焼き鳥屋「鳥心」。まさに読んで字のごとく、鳥の気持ちをしっかりと理解した店主が焼き上げる、最高の焼き鳥を提供してくれるお店だ。松本駅からほど近い居酒屋があつまっているエリアにその銘店は鎮座している。
まずはオススメのおつまみ、鳥ワサをいただいて、その鳥の新鮮さを味わっておこう。もちろん信州の地酒との相性は格別だ。
つづいて心の赴くままに、串ものを注文する。濃厚なレバは外側はカリっと、内側はふんわりと、それでいて中心部にレアの部分を残し、レバーの甘みを感じさせる絶妙な仕上がりだ。
つくねも丁寧な仕事がされており、焼き上がりのつくねは鳥のウマミが弾けとぶような仕上がり。そのほか、何を食べて何を飲んでも最高の味なのだ。
ここで注意したいのが食べるペースだ。実はこのお店、様々な串ものがたくさん用意されているが、ここで絶対に食べておきたいのが地鶏だ。
すでに全ての地鶏の味わいを知っている人なら好きな地鶏を選ぶことでもいいが、まずは店主おすすめの地鶏セットで鶏肉のウマミをしっかりと感じてみてほしい。どの地鶏がどの串なのかは、串のたもとの色で説明してくれる。自分のお気に入りの地鶏を探すのも、非常に面白い食の冒険とも言える。
もちろん卓上にある薬味にも気を配ろう。こちらの薬味はニンニクなのだ。しかもおつまみとしてニンニクチップも供される。鳥の濃厚なウマミに負けないニンニクはクセになる。そしてそこに信州の地酒をあわせるのだから、呑兵衛にはたまらない焼き鳥屋なのだ。
このお店を訪れる場合の注意点としては、開店前から多くの常連さん達が並んでいるため、予約なしの場合は開店直後を狙う必要がある、ということだ。常連さん達と同じようにしっかりと開店前からならんで、最高の焼き鳥を味わい尽くすのが松本の夜を楽しく過ごす秘訣なのだ。
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お店 鳥心
住所 長野県松本市中央1-2-24
営業時間 17:30~24:00
定休日 日曜日、第1・3月曜日