B-1グランプリ優勝した”鳥もつ煮”を考案した店主が腕を振るう名店にいこう!山梨県甲府市の「とんかつ 力(りき)」
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2010年のB-1グランプリin厚木で優勝した甲府のB級グルメ「鳥もつ煮」は、ニワトリのモツを砂糖と醤油で照り煮にしたもので、主に甲府の蕎麦屋さんで食べられている料理です。
この話題の「鳥もつ煮」発祥のお店は、創業100年近い蕎麦屋の「奥藤本店」さん。
当時、厨房をまかされていた店主の五男である力造さんが「鳥のもつが捨てられていてもったいない。なにか安くて美味しいものができないものか」と考案したのが、鳥もつ煮だったそうです。
その後、「奥藤本店」で修行したお弟子さんたちが独立し、自分のお店を持ったときに鳥もつ煮を提供したことから「蕎麦屋にいったら鳥もつ煮」という文化が甲府に根付いていったそうです。
力造さんは、とんかつ、天ぷらの揚げ物が得意だったことから、その後、蕎麦屋ではなく、とんかつ屋を甲府駅前に開業しました。それが「とんかつ 力(りき)」です。
お店は、甲府駅前の南口から徒歩1分のとこにあり、武田信玄公の銅像の目の前です。こちらでは、力造さんが考案した「鳥もつ煮」の他にも「鳥もつ煮丼」が食べられます。
鳥もつ煮は造り置きをせずに、注文があってから作り始めるので、出来上がるまで少し時間がかかります。
今回は、鳥もつ煮ではなく、「鳥もつ煮丼」を注文しました。
10分ほど待っていると、薄くスライスされたタケノコが敷かれたご飯の上に、熱々の鳥もつ煮がのっています。鳥もつ煮は、レバー、砂肝と2つの食感が楽しめ、ピーマン、椎茸、そしてキンカンと呼ばれる鳥の黄身が入りとても色鮮やかで食欲をそそります。
色から判断すると味付けは濃すぎるのではないか、と思われるかもしれませんが、これが最高の味付け。タレはちょうど鳥のモツ独特のクセを柔らかに包み、タレがもつ甘みや濃度は絶妙のバランス。そして鳥のモツのウマミを引き出すように計算され尽くされています。
その計算され尽くされたタレとモツの味わい、モツの2種類の食感、そしてご飯と薄くスライスされたタケノコ。食感、味わい、香り、すべてのバランスが最高かつ絶妙で、箸がとまらないウマさ。また、付け合わせの赤みそのみそ汁とポテトサラダもバランサーとして最高の味のコントラストを加えてくれます。
とんかつ 力(りき)さんは、鳥もつ煮も美味しいですが、地元では、とんかつがとても美味しいお店として人気だそうです。おすすめのメニューは、お得なセット「とんかつ定食と鳥もつ煮」です。とんかつと鳥もつ煮が一緒に楽しめることができます。
アイデア料理人の力造さんが作った魅力ある「鳥もつ煮」と、とんかつをじっくりと味わってみませんか?
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/
<お店の情報>
店名: とんかつ 力 (りき)
住所: 山梨県甲府市丸の内2-1-1 開柳堂土屋ビル B1F
営業: 11:30~14:00、17:00~20:00
定休: 月曜
Via: 『鳥もつ煮』・『鳥もつ丼』考案者の店 甲府駅前 とんかつ力(リキ)
Via: ご当地グルメ「甲府鳥もつ煮」でまちを元気に!「甲府鳥もつ煮で みなさまの縁をとりもつ隊」オフィシャルサイト
こちらは、発祥のお店「奥藤本店」さんの甲府駅前店です。通りを挟んで、反対側に「とんかつ 力 (りき)」さんがあります。
甲府へ訪れた際には、発祥のお店「奥藤本店」、考案者のお店「とんかつ 力(リキ)」の2店舗を食べ比べてみてはいかがでしょうか?
HP: 奥藤本店 国母店/甲府駅前店 元祖甲府鳥もつ煮と手打ちそば -創業大正弐年-