大阪に絶品のおでんを食べに行こう!新梅田食堂街の「たこ梅」
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寒くなったら恋しくなるものが「おでん」。おでんの由来は諸説あるようだが、一般的に濃い目の味付けが関東、薄味でダシを利かせた味付けが関西と大別される。
最近ではコンビニでおいしいおでんが食べられるようになってきているが、今回はコンビニのおでんの味とはひと味もふた味も違う、絶品のおでん屋をご紹介したい。それが大阪梅田の「たこ梅」だ。
こちらのお店は、大阪の道頓堀に 「関東煮(おでん)」と名物「たこ甘露煮」の店として、弘化元年(1844年)創業した、大阪のおでんの草分け的存在のお店。
「たこ梅」の特徴はそのダシ。鰹だしに「さえずり」(ひげ鯨の舌)などの具材をいれ、毎日ダシを加えて、おでんを炊き続けることで、この店オリジナルの味を産み出してきたのだ。少し甘めの味わいが、多くの旬の食材とよく合う。
初代が味に惚れ込んで、はじめておでんの具とした「鯨のさえずり」と呼ばれるひげ鯨の舌の部位や、鯨のスジ肉をたっぷりのネギと一緒におあげさんの中にいれた「鯨すじねぎ袋」など、このお店オリジナルなおでんダネを試してもらいたい。
また、ダシの味をダイレクトに味わえるのが湯葉だ。こちらで大きめの湯葉を提供してくれるのだが、ダシをたっぷりと含んだ湯葉の味わいは絶品。
もちろん合わせるのは熱燗。こちらのお店はおちょこがスズ製のため冷めにくく、いつまでも柔らかい暖かさの熱燗を楽しめる。
秋から冬にかけては様々な京野菜もシーズンとなる。聖護院大根(しょうごいんだいこん)や里芋に銀杏、さまざまな秋から冬にかけての自然の恵みを、継ぎ足しで磨かれたダシとともに頂いてみてはいかがだろうか。
きっと、心も体も温まるそんな味わいに、自然と笑顔があふれてくるに違いない。
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お店 「たこ梅」北店
住所 大阪府大阪市北区角田町9-10 新梅田食道街
営業時間 16:00〜22:50
定休日 年中無休(年末年始のぞく)