喫茶店でも使われている香り高いパンを買いに行こう!東京・台東区の「ペリカン」
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昭和24年、湯川秀樹が日本人で初めてノーベル賞を受賞した記念すべき年に生まれた1軒のパン屋があります。そのパン屋こそ、東京・台東区にある「ペリカン」
昭和24年といえば、GHQから国旗の掲揚が許可され、重要物資の統制が大幅撤廃されるなど、日本にとって戦後の復興が加速していくことになった年。また、ビアホールの復活など庶民の生活にも様々な良いきざしが、そこかしこに生まれていた年。
その頃から変わらぬ味を提供しつづけ、現代までそのおいしさを運んでいる、それが「ペリカン」のパン。
総菜パンや菓子パンを含めると何百、何千という種類のたくさんの品揃えがある今の時代、この店で作られているのは食パン、ロールパン、バンズの3種類だけ。そのスタイルは、昭和24年の創業から今に至るまで途切れることなく続いている。
そのスタイルを現在まで貫き通している、ということはこちらのパンの味わいがどれだけ洗練され、皆に愛されているか、ということを証明しているとも言える。
もし浅草を散策する機会があるのであれば、ぜひこちらのお店のパンを散策する前日までに予約して受け取りに行ってみてはいかがだろうか。そして、戦後から現代まで受け継がれてきた歴史そのものを感じるパンを味わってみてはいかがだろう。
ひとくち食べると口いっぱいに広がっていく甘い小麦の優しい味わいと鼻腔を駆け抜ける香ばしい小麦のかおりに、きっと心まで笑顔になれるに違いない。
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お店 ペリカン
場所 東京都台東区寿4-7-4
営業時間 8:00~17:00 (品切れの場合閉店)
定休日 日曜日・祭日・特別休業日