長野県木曽町の幻の漬け物「すんき」を使った手打ちそばを堪能してきました。
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長野県木曽町の幻の漬け物「すんき」をつかった料理を堪能できるイベント、「木曽スローフード街道フェスタ in 銀座NAGANO」に行ってきました。
なぜ「すんき」が幻の漬け物が言われているかというと、この漬け物に必要な「すんき菌」とよばれる独特の乳酸菌は、長野県御嶽山麓の火山灰地に育つカブ菜にだけしか存在しない乳酸菌だからです。
その「すんき菌」を使い、塩を一切使わずに乳酸発酵させた漬け物が「すんき」なのです。さらに、この漬け物の材料である御嶽山麓のカブ菜の収穫時期は10月から雪に閉ざされる12月までのみ。
つまり、「すんき菌」がレアな上に、その材料もわずかな期間にしか採れないという非常にレアな条件のため、幻の漬け物とまで言われている訳です。
塩分を一切使わない、そして独特の乳酸菌が持つパワーが健康食品として注目を集めており、日本テレビの「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」でも紹介されたほどで、最近はテレビで紹介されたこともあってか、なかなか手に入らない状態のようです。
今回のイベントでは、その幻とも言われている長野県木曽町の漬け物「すんき」をたっぷり使った、すんき蕎麦を堪能しました。
蕎麦は、わざわざ長野県木曽町からいらっしゃった方が手打ち蕎麦をその場で披露してくれました。
1kgのさらさらの蕎麦粉が、水を加えて5分ほど練り上げる事で蕎麦玉という打つ前の大きな塊になります。
蕎麦玉を伸ばしていくと初めは小さいですが、右手で押して左手で引くことで、蕎麦生地は半時計回りに回転しながら、まるで魔法のようにどんどんと大きくなっていきます。
のし台いっぱいまで広がった蕎麦生地を今度は切るために、打ち粉をしてたたみます。
よく見かける添え木などはせず、手を当てて蕎麦を切っていきます。リズミカルな包丁さばきもさることながら、包丁と手だけで蕎麦を切る技術に感動します。
蕎麦は非常にリズミカルに綺麗に仕上がりました。このうちたての蕎麦を味わえるのは幸せです。
「すんき蕎麦」は新蕎麦の非常に強い芳醇な香りと「すんき」のシャキシャキッとした歯ごたえ、そしてほのかな酸味と蕎麦ツユの味わいがマッチしており、非常にクセになる味わい。
その他にも、長野県木曽町の郷土料理を頂きましたが、非常に美味でした。今回のイベントは長野県木曽町で来年2月7日(土曜日)に行われる「第6回木曽スローフード街道フェスタ」のプレ・イベントとして行われました。
もし今年の新蕎麦と長野県木曽町の郷土料理を楽しみたい方は、来年になったら長野県木曽町を訪れてみてはいかがでしょうか。
きっと長野県木曽町でしか食べる事の出来ない味わいに、心も体も温まる事が出来るに違いありません。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
<イベント情報>
イベント名:第6回木曽スローフード街道フェスタ
日時:2015年2月7日(土曜日)
場所:長野県木曽郡木曽町福島 木曽福島会館
お問い合わせ TEL.0264-23-1050 事務局・木曽広域連合
Via :
・長野県木曽町(公式サイト)
・おんたけ有機合同会社(すんきの販売)