世界一の渋滞都市、ジャカルタの交通事情


インドネシアの首都、ジャカルタ。近年は開発が進み、多くの外国企業や日本企業が進出して東南アジアきっての大都市に発展してきました。

大都市に発展したジャカルタには多くの外国人が住み、非常に国際色も豊かな街へと成長を遂げています。都心の高層ビル群の中にいると、東南アジアの街にいるということを忘れてしまいそうなくらいです。

また市内のみで950万人、都市圏を含むとおよそ3000万人近く居住しており、なんと東京に次いで世界第二の都市とも呼ばれています。

そんなジャカルタにおける今最大の問題の一つは交通渋滞。

ドライバーが運転時にブレーキを踏む回数で測定する交通渋滞度で言うと世界で一番交通渋滞が激しい都市だそう。

というのも、東京に匹敵するような人口がいながら、公共の交通機関の発展が遅れているため。バスはあるものの、市内交通用の電車や地下鉄がなく、移動には車を使わざるを得ない状況だからです。

実際に、最も渋滞の激しくなる夕方の時間に市内中心部で5キロほどの距離を移動するのになんと1時間程度もかかりました。

もはや歩くスピードと変わりません。それでもタクシーの運転手曰く、ましな方なのだとか。

地元の人は、ジャカルタ市周辺部まで車で来て、その後は小回りの効くバイクに乗り換えて市内移動をしているという人も多いそう。

ジャカルタ市では、現在、日本の官民とも共同で市内鉄道の開発中で、2017年から18年にかけて開業予定とのこと。

この鉄道がジャカルタのひどい渋滞を解消することが期待されています。

もし、その鉄道が完成する前にジャカルタに行くことがあれば、時間に余裕を持って移動するプランを建てるのがオススメです。

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