これが機内食?タイ国際航空のビジネスクラスの機内食がゴージャスすぎてびっくり!

タイ王国のナショナルフラッグキャリア、タイ国際航空。1960年5月より日本への乗り入れを開始し、現在、日本-タイランド間は、 東京(成田/羽田)、大阪、名古屋、福岡、札幌から週70便以上が運行しています。

そのタイ国際航空が2016年7月より、日本-バンコク間のロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)の機内食をリニューアルしました。早速、中部国際空港 – バンコク・スワンナプーム国際空港間の国際線ビジネスクラスに搭乗し、新しくなった機内食をいただいてきたので、その内容を紹介します。

【往路】中部国際空港-バンコク・スワンナプーム国際空港

午前11時に中部国際空港を飛び立ったTG645便。水平飛行に入ってほどなくすると、機内食のサービスが始まりました。まずはお飲み物から。

ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)の機内食の新しくなった点のひとつは、シャンパン、ワインなどのお飲み物やグラス、ナッツ類などのアペタイザーやデザートなど、より高品質な内容に変わったこと。

豊富なワインリストの中から、私はヴーヴ・クリコのシャンパンをいただきました。
ちゃんとしたシャンパングラスの中で金色に輝く泡を見ると、優雅な旅の気分が盛り上がります。

食事のメニューに、”サムラップ”(※タイ語で「セット」の意味)と名づけたタイのセットメニューが導入されたのも新しくなった点。メイン料理だけでなく、サラダ、スープ、副菜と合わせて調和のとれたタイ料理が提供されるため、タイ料理好きの方、タイに入国する前からタイ気分を盛り上げたい人にぴったり。

また、従来は事前のリクエストが必要だった松花堂弁当スタイルの和食が、通常メニュー「松花堂弁当」として加わり、事前予約なしでも選ぶことができるようになりました。

どれも美味しそうで迷ったのですが、私は「洋食」をセレクト。以下、洋食メニューを紹介します。

テーブルと膝の上に真っ白なクロスが敷かれ、高級レストランさながらの食事がサーブされます。
フォークやナイフのカトラリーも、ソルト&ペッパーの容器も、機内食とは思えません!

前菜:海老のムースとサーモンキューブ、イクラ、生ハム、南瓜と舞茸のグリル、焼きチェリートマト

盛り付けも美しく、ひとつひとつ手が込んでいて繊細です。

主菜:牛肉のソテー マスタードソース添え、フライドポテト、ブロッコリーとカラーピーマンのバター炒め

熱々のステーキは柔らかく肉汁たっぷりでジューシー。詰め合わせのフライドポテトも表面がかりっとしていて、中はホクホク。まさか機内でこんなにクオリティの高い本格的な洋食が食べられるとは思っておらず、興奮してしまいました。お肉のおいしさに、思わずシャンパンが進んでしまいます。

パン盛り合わせ:穀物パン、ジョガブレッド、ブラックオリーブフォッカチア、チーズグリッシーニ

チーズ盛り合わせとフルーツ:レッドチェダーチーズ、カマンベールチーズ、胡桃パン、ドライフルーツ盛り合わせ

デザートは、フルーツとともにグラスに盛られたティラミス。あっさりとした上品なおいしさで、しっかり食事をしたあとでもぺろっと食べることができました。

前菜、主菜、パン、チーズ、デザート。どれをとっても機内食のイメージを覆される、ゴージャスで洗練された美味しい食事でした。

【復路】バンコク・スワンナプーム国際空港-中部国際空港

復路のTG644便は、深夜0時05分にバンコク・スワンナプーム国際航空を飛び立ちました。

深夜(00:05)発の便だったため、搭乗後に食べられるのはALL DAY DINEより、ラーメン(ゆで卵、チャーシュー入り)、または、昆布おにぎりとツナマヨネーズおにぎり(味噌汁付き)。

深夜のラーメンは太りそうかなと思いつつも、機内でインスタントではないラーメンが食べられる機会はめったになさそう! ということでオーダー。分厚いチャーシューの入った本格的な醤油ラーメンでした。どうやって機内でこんなラーメンが作れるのか不思議です・・・。

数時間後、中部国際空港到着の1時間40分ほど前に、朝食が提供されました。朝食は、タイ料理、洋食、和食から選ぶことができ、私は和食をセレクト。どれを選んでも、最初にフレッシュフルーツとプレーンヨーグルトが提供されます。

朝食のフルーツは、タイでも味わったドラゴンフルーツやパパイヤなど、南国のフルーツがたっぷり。最後の最後まで、タイをあじわうことができます。

和食は鮭の塩焼き、野菜炊き合わせなどが入った美しい松花堂弁当。お味噌汁も付いてきます。日本に到着するよりも一足先に本格的な和食のお弁当をいただくことができ、気持ちもお腹もほっとしました。

タイ国際航空のビジネスクラスの機内食は、往路も復路も、どれをとっても「これが機内食?」と思わずにいられないほどゴージャスで、目にも舌にも嬉しい、大満足の機内食でした。

新機内食は、月ごとにメニューが変わり、1年3サイクル分を用意しているとのこと。タイセットメニュー、松花堂弁当、洋食(コース料理)のいずれも美味しそうで、タイ国際航空のビジネスクラスに搭乗したら、どれにしようか迷ってしまうこと請け合いです!

(※本記事で紹介している機内食メニューは2016年8月のものです。)

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