【世界のスイーツ】ローテンブルク名物、「雪玉」という名の真ん丸スイーツ「シュネーバル」を食べよう!
|旅の醍醐味のひとつが、その土地ならではのグルメを味わうことですよね。
ドイツ・ロマンティック街道で日本人に圧倒的人気を誇るのが、ローテンブルク(ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)。
「中世の宝石箱」とも呼ばれる、おとぎの世界そのままのローテンブルクの名物が、「シュネーバル(Schneeball)」。「雪玉」という意味の、見た目にもユニークなお菓子です。
「雪玉」なんて「一年じゅうがクリスマス」と言われるローテンブルクにふさわしい、ロマンティックなお菓子ではありませんか!
シュネーバルは、クッキーのような生地を細長い短冊状に切り、こぶし大の型に丸めて入れて油で揚げたものに、チョコレートやシナモン、粉砂糖などをトッピングしたもの。
たとえるなら、きしめんを丸めて揚げたようなイメージでしょうか。その歴史は300年前にさかのぼり、以前はフランケン地方で結婚式などの特別なお祝いの場で出されていた特別なお菓子でした。
シュネーバルが買える場所は、シュネーバル専門店やベーカリーのほか、カフェのメニューに載っていることもあります。城壁に囲まれたローテンブルクを歩いていると、あちこちでシュネーバルを目にするので見つけられないということは絶対にありません。
値段はお店や種類、サイズによって異なりますが、ひとつ1ユーロから3ユーロ程度。通常サイズはこぶし大とかなり大きいため、ミニサイズを買っていくつか食べ比べてみるのがおすすめです。
今回訪れたのは、400年の歴史を誇るベーカリー、ブロットハウス(BROTHAUS)が展開する「ズッカーベッケライ(Zuckerbäckerei)」。ローテンブルクの中心部、マルクト広場にもほど近く、観光の合間に立ち寄るのにも便利な立地です。
パンやケーキなども取り扱っていますが、このお店で目立っているのは、なんといってもシュネーバルのラインナップ。毎日作りたてのシュネーバルが並ぶ店頭には客足が途絶えることはありません。
店頭や店内のディスプレイもシュネーバルを大々的にアピールしていて、とっても可愛らしくオシャレ。
今回はオーソドックスなパウダーシュガーとブラックチョコレートの2種類をチョイス。座席数は多くはありませんが、店内で飲み物と一緒にいただくこともできます。
シュネーバルの食感はとにかくサクサク。パイのように軽い生地なので、見た目ほど重くなく、あっさりと平らげられてしまいます。生地にはセイヨウスモモの蒸留酒とたっぷりの卵が使われているのだそう。
筆者のおすすめは、チョコレートなど表面がしっとりとコーティングされたもの。生地自体はあまり味がなくカリッとしているので、そのほうがしっとりとした表面とサクサクした中身とのバランスがとれます。
見た目はまさに雪玉のようなパウダーシュガーのシュネーバルも素敵なのですが、食べているあいだに粉砂糖が落ちて服が汚れないよう注意が必要です。
数週間日持ちするシュネーバルは、お土産としても高い人気を誇っています。店内にはお土産コーナーも。箱入りなら壊れてしまう心配もなく、安心して持って帰れますね。
お土産に買って帰って話のタネにするのもいいですが、ぜひ一度はローテンブルクで、メルヘンチックな街の雰囲気を感じながら食べてみてはいかがでしょうか。
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<お店の情報>
BROTHAUS (Zuckerbäckerei)
住所:Obere Schmiedgasse 10, 91541 Rothenburg ob der Tauber
電話:+49 9861 934112
公式サイト:http://brot-haus.de(ドイツ語)