大分旅行の最後に大分郷土料理を味わえる大分空港の和風レストラン「なな瀬(なゝ瀬)」
|大分のご当地グルメ・郷土料理といえば、とり天、だんご汁、りゅうきゅう、やせうま、等々。
その土地でしか食べられない食材や味付けを堪能するのは、旅の大きな楽しみのひとつです。
大分旅行中に食べ損ねたものがある人はもちろん、ひと通り味わった人であっても、いざ大分旅行を終えて後は飛行機に乗るばかり……となると、「あぁ、旅行の最後に大分の○○○を食べておきたい!」と思うのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、大分空港ターミナルビル3階にあるレストラン「なな瀬(なゝ瀬)」。
大分の郷土料理が定食から単品まで揃っているので、飛行機に乗る前に食事をしたい人、一杯飲みながらちょっとつまみたい人、どちらにもおすすめです。
店の外に設置されたボードには「本日のおすすめ りゅうきゅう丼」(1280円)の文字。りゅうきゅうはお刺身を少し甘めの九州の醤油をベーにしたタレにつけた「ヅケ」のことで、りゅうきゅう丼はヅケ丼のこと。
タレがしみた刺身を熱々のご飯といっしょに食べるりゅうきゅう丼にも心惹かれますが、大分最後のご飯なのでアレもコレも食べておきたい! そんな欲張りな私が選んだのは「ぶんご名物膳」(税込1680円)。
ぶんご名物膳は、大分の食文化の象徴「とり天」と「だんご汁(大分県産小麦粉使用)、りゅうきゅう、やせうまなど、大分・豊後(ぶんご)の名物がいっぺんに楽しめる定食です。
茶碗蒸し、小鉢、ご飯、漬物もついて、ボリュームもたっぷり!
だんご汁は小麦粉に塩と水を加え、耳たぶくらいの固さによくこねた後、細長く手延べした帯状のだんごを、里芋や大根など季節の野菜といっしょに味噌で煮込んで味をつけた、大分のソウルフード。
幅広の帯状のだんごは汁がよく絡んで美味。もちもちとした食感も楽しいです。
揚げたてアツアツのとり天は、自家製のかぼすポン酢とカラシでいただきます。外側がサクッとした歯触りで、中の鶏肉はやわらかくジューシー。唐揚げよりもさっぱりしていて、だれにも好まれそうな美味しさです。
新鮮なカンパチのお刺身を醤油ベースのタレにつけたりゅうきゅうは、トロリとした食感。ねぎなどの薬味を乗せて、白いご飯といっしょに頬張るのが最高です。
デザートは「やせうま」。だんご汁に入っているのと同じ小麦粉をこねて作った帯状のだんごに、きな粉をまぶした素朴なおやつで、大分名物の甘味として有名です。
「やせうま」は変わった名前ですが、「痩せ馬」ではありません。なんでも、平安時代に豊後の国に身を寄せた藤原鶴清麿という幼君が、八瀬(やせ)という乳母の作るお菓子を気に入り、「やせ、うま」とせがんだことから、「やせうま」という名前が付けられたのだとか。
大分では現在でもおやつとしてよく食べられ、給食に出されることもあるそうです。
大分旅行の最後、飛行機の出発時刻まで時間の余裕がある方は、和風レストラン「なな瀬(なゝ瀬)」で滑走路や飛行機の離発着を眺めつつ、大分郷土料理を味わってみてはいかがでしょうか。
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店名 和風レストラン なな瀬(なゝ瀬)
住所 大分県 国東市 武蔵町糸原 大分空港ターミナルビル3階
電話 0978-67-1188
営業時間 10:00~20:00(ラストオーダー19:30)