【世界の市場】スペイン・マドリッドの蚤の市は毎週日曜がバーゲン初日のデパートのよう!「エル・ラストロ」
|日本人にとってヨーロッパで行きたい旅行先の1つ、スペイン。
世界的に有名なスペインサッカーや美味しいスペイングルメやバル巡り、さらには有名な建築物で言えばバルセロナのサグラダ・ファミリアやグラナダのアルハンブラ宮殿、コルドバのメスキータなどなど、さまざまな魅力が溢れています。
そんな魅力たっぷりのスペインの中でも、首都マドリッドは外せません。
例えば、マドリッド市民に愛されている美味しいB級グルメ「イカフライサンド」や緑あふれるお洒落なカフェなどのグルメに加えて、マドリッドならではのショッピングも楽しめます。
そんなマドリッドで外せないのが、1年中を通し、毎週日曜日と祭日の9時から15時まで賑わいを見せる場所、それが今回ご紹介するマドリッドが誇る蚤の市「エル・ラストロ」(El Rastro)です。
カスコーロ広場(Plaza de Cascorro)から、警察署のあるロンダ・デ・トレド(Ronda de Toledo)までの約650メートルは、普段は何の変哲もない、両側に車が止めてあるだけの道。
しかし、蚤の市が開催される毎週日曜日と祭日になると大変身します。
大通りのロンダ・デ・トレドの歩道にも、蚤の市のお客目当ての屋台が出ます。
蚤の市はたくさんの人がいるので、常に持ち物には気を付けておきましょう。
実はこの蚤の市、マドリッドのこの場所で開かれるようになったのは、なんと1740年にさかのぼります。
エル・ラストロとはスペイン語で屠殺場のこと。
かつては、この場所に食肉にするための屠殺場があり、動物の皮そのものや皮製品、そしてソーセージや料理などを売る市を出していました。
マドリッドが首都になった1561年当初、マドリッドは10万人にも満たない街でした。しかし18世紀には人口は倍ほどに増え、多くの人が集まるこの場所は、食肉だけでなく古着や雑貨の屋台も並ぶようになったのです。
当時とは異なり、現在では食料品の販売が禁止されています。
現在では、たくさんの古着や雑貨、パエリア鍋など、数えきれないほどの屋台が立ち並んでいます。
この蚤の市「エル・ラストロ」へのアクセスですが、地下鉄5番線のラ・ラティーナ(La Latina)から1分の場所にあります。また、マドリッド観光の中心地「マヨール広場」から歩いても10分はかかりません。
もしスペイン・マドリッドを訪れるのであれば、週末もマドリッドに滞在して、この蚤の市でマドリッドの活気を味わってみてはいかがでしょうか?
歴史あるマドリッドの市場で手に入れた品物は、きっとあなたの旅行の想い出の1ページを彩ってくれるかけがえの無いお土産になるに違いありません。
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