【世界の美食】パリの片隅で味わう、本物のパリの居酒屋。絶品のメニューが自慢のお店「レ・ピポ(Les Pipos)」


「花の都」として世界中の人々から賞賛されているフランス・パリ。

ミシュランの星が与えられたレストランの数でも東京に次いで世界第2位であるパリは、やはりヨーロッパにおける食文化の中心の1つといっても過言ではありません。

そんなパリの街中に極上の居酒屋がある事をご存知でしょうか?

それが今回ご紹介するパリジャンが愛して止まない酒場「レ・ピポ(Les Pipos)」です。

・1847年創業の老舗ワインバー、それが「レ・ピポ(Les Pipos)」
なんとこちらのお店、1847年(日本では江戸時代の弘化四年)にキャバレーとして誕生した、老舗のワインバー。

そんな歴史ある老舗が鎮座するエリアはカルチエ・ラタンと呼ばれるフランスでも格式あるエリア。

カルチエ・ラタンとはセーヌ川左岸、5区と6区にまたがる区域で「ラテン語地区」を意味しています。

これはまだ言語が統一されていなかった時代に、ヨーロッパ各地から集まった学生たちが当時の国際共通語であったラテン語で会話したことに由来したことから、その名がついたエリアです。

パリ大学をはじめ、このエリアには古くから高等教育機関が集中しており、もちろんこのお店にも多くの学生やかつて学生だったOB、OGがたくさん集まっています。



・最高の生牡蠣を味わう
そんな歴史がたくさん詰まったパリの極上居酒屋で味わえる最高の逸品の1つが生牡蠣。

冬しか味わえない逸品ですが、最高の味わいです。

それもそのはず、こちらの牡蠣はフランスでも非常に有名なブルターニュ地方の牡蠣の産地カンカルから直送される新鮮な生牡蠣。

素早い動きでマスターによって剥かれた牡蠣はどこまでもみずみずしく、爽やかな味わい。

こちらの牡蠣はみずみずしく爽やかな味わいですが、同時にたっぷりとした牡蠣のウマミと海の味わいを感じる最高の逸品です。

そんな極上の酒の肴とマスターが厳選した白ワインで流し込む、まさにフランスのこの場所だから味わえる絶品の味わいと言っても過言ではないでしょう。






・味わっておきたい牛の骨髄のオーブン焼き
フランス語では「ロス・ア・モワル( l’os à moelle )」と呼ばれる牛の骨髄をオーブンで焼いただけのシンプルな料理ですが、非常に濃厚な骨髄のウマミを味わう事ができます。

バゲットに骨髄をつけて口の中に放り込み、そしてマスターが厳選した赤ワインで流し込む、非常に濃厚な骨髄のウマミと赤ワインの高いレベルのマリアージュを味わう事ができます。


・数多ある美食の数々
こちらのお店、他にも美味しいメニュー盛りだくさん。

例えばシャラン鴨のロースト。限定されたシャラン地域にのみ生息していた鴨を特別な飼育法と処理法で提供される鴨の味わいは、まさに絶品中の絶品。

さらには牛肉のタルタルも非常にスパイシーな味わいで、フィニッシュは酸味の利いたケッパーが肉のコクを綺麗にまとめあげてくれます。

たくさんのパリジャンに愛されている老舗のワインバー「レ・ピポ(Les Pipos)」。

日本人からすると少し入りにくい居酒屋かもしれませんが、パリの歴史が濃密につまったこちらのお店で、絶品のメニューを堪能してみてはいかがでしょうか?

きっとパリがますます好きになってしまうに違いありません。

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お店 レ・ピポ(Les Pipos)
住所 2 Rue de l’Ecole Polytechnique 75005 Paris
営業時間  月〜金 9:30~2:00 / 土 12:00~2:00
定休日 日曜日
お店のHP http://www.les-pipos.com/
お店のfacebook https://www.facebook.com/lespiposbaravins/
行き方 パリ・メトロ10号線のカルディナル・ルモワヌ( Cardinal Lemoine )駅もしくはモーベル・ミュチュアリテ( Maubert Mutualité )駅から歩いて10分程度