これぞ絶景!城塞から見た、アドリア海に浮かぶフヴァル島の美しさが忘れられない

アドリア海きってのリゾートアイランド、クロアチアのフヴァル島。

なかでも島の中心都市、フヴァル・タウンはセレブリティも足を運ぶヨーロッパ屈指のリゾート地として知られています。碧きアドリア海と豊かな緑、歴史的な街並みが見事に調和した風景は、どこを切り取っても絵になる美しさです。

そんなフヴァルの街で最高の絶景が楽しめるスポットが、旧市街の北にそびえる城塞。

その起源をローマ時代以前にさかのぼる古い歴史を持つ建造物で、現在見られる城塞は16世紀のなかばに築かれたものです。

城塞へは街の中心・聖ステパノ広場から徒歩で行くことができます。わかりやすいのが、「caffe bar MARIN」の右側から延びる路地。

15世紀に築かれた城門をくぐって、奥へと進んでいきます。

かわいらしいアートギャラリーや修道院を通りすぎ、さらに長く急な階段を上ります。

階段を上りきると、城塞への入口となるゲートが。

「着いた!」と思ったのもつかの間。ここから城塞にたどり着くまでには、さらに坂道を上らなければなりません。

歴史を感じさせる城壁を眺めながら、曲がりくねった坂道を歩きようやく頂上へ。そこに待っているのが、貫録たっぷりのどっしりとした城塞です。

城塞の外側からも美しい景色が楽しめますが、この向こうには、さえぎるもののないフヴァルの絶景が待っています。城壁の外側からの景色だけを見て帰ってしまう人もいますが、城塞に入場しないのはなんとももったいない!

中に入ってみると、思った以上に大規模な城塞。

頂上にはクロアチアの国旗がはためいています。

海をにらむ砲台の付近からは、フヴァル・タウンと対岸のパクレ二諸島、さらにはその奥のヴィス島までをも見渡すことができます。

碧きアドリア海とオレンジ屋根の旧市街、緑の島々が織りなす風景は、言葉を失うほどの美しさ。

数々のボートやヨットが行き交い、碧い海の上に白い線を描き出します。

自然と人工物の調和が生み出す芸術的な風景に、思わずため息。時間がたつのも忘れて、いつまでも眺めていたくなります。

ぐるりと周囲を見渡せるこの城塞からは、位置によって異なる風景が楽しめるのもポイント。

入口から見て左手奥からは、オレンジ屋根の石造りの建物がぎっしりと並ぶ、フヴァル・タウンを正面に臨むことができます。

そして海の反対側には、乾燥した岩肌が荒々しい印象を与える山の風景が。

城塞内のどこから見ても、フヴァルの自然や歴史的な街並みが堪能できる景色が広がっているのです。

途中の階段や坂道は少々きついですが、城塞からのフヴァルの風景はそれを補って余りある素晴らしさ。ここからの景色を見ずしてフヴァル島を去ることはできません。

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