思わず二度見してしまう建物「ダンシングハウス」とプラハ新旧の街を歩く

チェコの首都プラハは、中世の街並みを今に伝えるプラハ歴史地区や世界最古で最大のプラハ城などを誇る世界遺産の街。「街を歩けば史跡にあたる」と言われるほど歴史的な建物が数多くあります。

プラハ旧市街とは全く違った雰囲気を持つ新市街周辺は、近代的なビルやショッピングモールのあるエリア。

今回はプラハ新市街の超個性的なビル「ダンシングハウス」とプラハの新旧の街をご紹介します。
プラハの街の中心を流れるヴルタヴァ川は、チェコ最長の川で日本ではドイツ語読みのモルダウ川の名で知られています。

旧市街とプラハ城のあるマラー・ストラナを結ぶカレル橋(Karlův most)は、ウルタヴァ川とプラハ有数の美しい風景が見れるスポットです。ここはプラハ観光で外せない場所の一つ。カレル橋は14世紀後半から15世紀始めに作られたプラハ最古の石橋です。ゴシック様式の橋は全長500メートルにも及び、両端には聖人の像がずらりと並んでおり壮麗な印象です。

ダンシングハウスはカレル橋からウルダヴァ川沿いの道を南下した新市街に位置するので、徒歩で移動しながらプラハの新旧の街の魅力を堪能するのがオススメ。
夜景が有名なヴルタヴァ川はクルーズやリバーレストランが多く営業しており、ロマンチックな風景が広がっています。

この美しいエリアに突如現れるのが、個性的なダンシングハウス(Dancing House)です。1996年に建てられたこちらのビルは、当初は保険会社のオフィスとして使われており、現在はレストランやオフィス、美術館などが入っています。ダンシングハウスは、クロアチア系のチェコ人建築家ヴラド・ミルニッチとカナダ人建築家のフランク・ゲーリーの共同プロジェクトとして建設されました。周囲の風景と全くことなる独特の風貌は、まるで不思議な世界に引き込まれたような印象です。

現在ではチェコの現代建築として世界中に知られる存在ですが、当初は市民の意見が賛否に分かれました。

湾曲したビルのデザインは、男女がダンスする姿にも見える事から、「ダンシングハウス」という愛称がつき、徐々に市民に親しまれる存在になりました。

ダンシングハウスを見学した後には、近代的な建物が並ぶ新市街を訪ねて見ましょう。レトロなトラムは旧市街と新市街を当たり前のように通り抜けて行きますが、二つの全く異なる空間が隣接しているのもプラハの魅力の一つです。

メトロNárodní třída駅に隣接するショッピングモールの「OC Quadrio」は、プラハの若者が集まる人気のスポット。観光客が集まる旧市街エリアは物価が高い為、Národní třída駅周辺のスーパーマーケットや日用品店も覚えて置くと便利です。今回ご紹介したルートは、旧市街のカレル橋からウルタヴァ川沿いを歩きダンシングハウスへ、新市街を抜けて再び旧市街へ戻る道で、のんびりと歩いても1時間半ほどの距離です。

ぜひあなたもプラハ新旧の街の魅力を堪能して見ませんか?

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名前 Dancing House(ダンシングハウス)
住所 Jiráskovo nám. 1981/6, 120 00 Praha 2-Nové Město, Czech Republic
アクセス メトロB線Karlovo náměstí駅下車徒歩5分程
公式サイト http://tadu.cz/