プラハから日帰り可能!チェコの世界遺産の町クトナーホラの魅力
|チェコの中央ボヘミア地方の街クトナーホラは、「ボヘミア王国の宝石」や「国の財宝庫」と表現されるほど美しく、繁栄した街。13世紀後半に銀鉱脈が発見され急速に発展し、一時はプラハに次ぐほど繁栄しますがやがて銀が枯渇し衰退の道を辿ります。
クトナーホラでは、かつての姿をそのまま残す古い街並や路地を散策するのもおすすめ。それでは、クトナーホラの街を歩いて見ましょう。クトナーホラ(Kutná Hora)は、プラハから電車で1時間ほどの距離に位置し日帰り観光も可能です。ユネスコの世界遺産に、「聖バルバラ教会のある歴史地区」と「セドレツ地区の聖母マリア大聖堂」が登録されており、小さな町全体に歴史的な史跡が多く残っており見どころが満載です。まずは石畳の道に古い建物が残されたエリア「聖バルバラ教会のある歴史地区」を歩いて見ましょう。ここでは街全体が世界遺産でもあり、教会などの有名スポット以外の建物も素晴らしいものです。カラフルな建物に施された繊細な壁の装飾は、じっくり見れば見るほど個性的。一年中観光客で溢れるプラハとは異なり、クトナーホラはとても静かな町。細い路地に入ると通行人がおらず、この地が繁栄した時代を思い浮かべ、歴史のロマンに浸るなんて過ごし方もできます。銀の産出でボヘミア王国の財力に潤いを与えたクトナーホラは、「王国の財宝庫」と呼ばれました。かつてはヨーロッパの銀産出量のなんと3分の1も占めていた程。
イタリアンコート(Vlašský dvůr)は歴代の王の居城でもあり、王国の造幣所でもありました。ボヘミア王国では13世紀頃まで様々な種類の硬貨が流通していましたが、イタリアから訪れた専門家により硬貨を統一する改革が進められたことから「イタリアンコート」と呼ばれています。イタリアンコートのすぐ横の坂道を下ると、立派な石造りの門が残されている隠れた絶景スポットです。ここから眺める聖バルバラ教会は圧倒的な迫力。聖バルバラ教会(Chrám svaté Barbory)は、銀鉱山の工夫の守護聖人バルバラが祀られており市民の寄付で建てられました。
教会は戦争や財政危機で幾度も建設が中止され、完成までに500年の歳月を費やしています。教会の屋根の曲線美は見事なもので、クトナーホラ観光で外せないスポットです。「聖バルバラ教会のある歴史地区」の次には、「セドレツ地区の聖母マリア大聖堂」を訪ねて見ましょう。
セドレツ地区の見どころ聖母マリア大聖堂とセドレツ納骨堂はすぐ近くにあり、で1時間~1時間半ほどあればじっくりと見学することが出来ます。
光の教会と呼ばれる聖母マリア大聖堂は、パステルカラーの華やかな内装で可憐な雰囲気の美しい教会。また本物の人骨が無数に積み重ねられたセドレツ納骨堂は恐ろしくもあり、人間の命の儚さを教えてくれる興味深い場所です。
チェコの田舎町のクトナーホラーに残されたあまりにも素晴らしい史跡の数々。その姿はまるで「時が止まった町」のようでもあります。ぜひあなたもクトナーホラを訪ねて見ませんか?
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