【世界で最も素敵な瞬間】ハノイ市民の憩いの場、ホアンキエム湖が輝く瞬間

ベトナムの首都・ハノイ市。旧市街地にあるホアンキエム湖は、旅行者にとってはハノイの観光のスタート地点となるランドマーク的な場所ですが、多くのハノイ市民の憩いの場にもなっています。

多くの地元の人々が湖の周りを散歩したり、ゲームを楽しんだり、観光客を相手に英会話の練習をしたり、はたまた湖に向かって自分の世界にどっぷりと浸って踊ったり、とハノイっ子がそれぞれの時間を過ごしており、本当のハノイの日常を感じることができます。

ホアンキエム湖には、この湖が持つ伝説に関する塔が鎮座している島があります。

それが「亀の塔」。これは、黎朝の初代皇帝黎利が、神から授けられた宝剣を用い、戦いに勝利した後、この湖を訪れた際に亀の神が現れその宝剣を返すよう求められ、宝剣を献上したという伝説にちなんで建てられたとされています。

また湖の北側の小さな島には、18世紀に建てられたとされる玉山祠という寺があります。島には赤い橋がかかっていて、夕暮れ時にはライトアップがされてとても印象的な情景をみせてくれます。

ハノイ市民が思い思いの時間を過ごす場所、ホアンキエム湖。夕暮れ時にはライトアップされた光が穏やかな湖に反射して、ハノイの町にホアンキエム湖そのものを浮かび上がらせます。

そしてそれはハノイの1日の終わりを告げるとともに、最もこの湖が輝く瞬間でもあります。

旅行者となってこの街を訪れ湖の輝きを目の当たりにしたのなら、日本に帰ってきたとしても、きっとあなたはハノイに住む人々と同じ時間を過ごしたことそのものを思い出す事ができるでしょう。

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