【世界の街角】不朽の名作「ローマの休日」の舞台を訪ねるイタリアの旅
|イタリアの首都ローマは、永遠の都と称される長い歴史を持つ街。
名作映画「ローマの休日」に登場した舞台の多くは、今も変わらない姿を見る事ができます。
映画のワンシーンを思い浮かべながら、モノクロ映画で見た世界を実際に訪ねて見ませんか?1950年代に公開された「ローマの休日」は、オードリーヘップバーン扮するアン女王が、滞在中のローマで出会った新聞記者のジョーブラッドレーと恋に落ちるロマンスストーリー。公開から70年以上たった今も愛される不朽の名作です。
・サン・ピエトロ広場(Piazza San Pietro)映画のタイトルバックに映っていたのは、世界最小国バチカン市国のサンピエトロ大聖堂頂上から見るローマの景色。眼下に広がる楕円形の広場はサンピエトロ広場です。ぐるりと広場を囲む列柱廊の上には、140体の聖人像が飾られています。大聖堂のドームクーポラはローマ市内を一望できる、絶景スポット。
・トレヴィの泉(Fontana di Trevi)ローマの休日で一世を風靡したオードリーヘップバーンのショートヘアはとても印象的です。映画では、トレヴィの泉近くの美容院で髪の毛を切るという設定でした。トレヴィの泉はローマの中で最も観光客が集中するエリアの一つで、まるで満員電車のような人混みです。
コインを泉に投げると願いが叶うという伝説があり、観光客はこぞってコインを投げ込みます。
ちなみに、コイン一枚は再びローマに戻ってこれる。2枚は大切な人と一生一緒にいることが出来る。三枚はパートナーと別れることが出来るという面白い言い伝えが残されています。白亜の「ポーリ宮殿」と一体化した噴水は、迫力満点です。
・スペイン広場(Piazza di Spagna)スペイン広場は、丘の上の教会トリニタ・デイ・モンティに繋がるスペイン階段がある広場です。近くにスペイン大使館があったので、この名が付いたと言われています。
映画の中でアン女王が階段に腰かけアイスクリームを食べていたシーンが有名ですが、残念ながら、現在は階段での飲食は法律で禁止されています。
スペイン広場はローマの中でものんびりとした空気感の流れる場所で、ぜひ階段に腰かけて映画の世界を堪能して見て下さい。
・真実の口(Bocca della Verità)「嘘をついている人が手を入れると、食べられてしまう」という言い伝えが残る真実の口は、実は紀元前のマンホールだと考えられています。
真実の口があるのは、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会で、6世紀頃にこのエリアに多く暮らしていたギリシャ人の為に建てられた教会です。真実の口を試したあとに、教会内部も見学することができます。
・サンタンジェロ城(Castel Sant’Angelo)重厚感のある石造りのサンタンジェロ城は、建設当初はローマ皇帝の霊廟として使われていました。のちに要塞として利用されることになったことから、現在もサンタンジェロ城と呼ばれています。
城の前のテヴェレ川に架かるサンタンジェロ橋には、天使像が多く飾られいるので注目してください。映画ではアン女王が宮殿を抜けだし参加したパーティーのシーンで登場します。
いかがでしたか?今回は映画ローマの休日に登場したスポットをご紹介しました。ローマの街は徒歩で見学できる程に見所がぎゅっと凝縮されています。街を歩いていると見覚えのある場所と出会えるも、ローマの魅力です。
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