【世界の街角】スロベニアの首都リュブリャーナの街を歩く

日本の四国とほぼ同じ面積の小さな国スロベニアは、まだ日本ではあまり知られていない国の一つ。イタリア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアの4カ国に面しており、首都のリュブリャーナは近隣国の影響を受けたバロックやルネサンス様式の街並みが残されています。

徒歩で充分に観光出来るリュブリャーナの街は、地図を持たずに、気ままに街を歩いてみるのもおすすめ。それでは、スロベニアの首都リュブリャーナの街を歩いてみましょう!1992年にユーゴスラヴィアから独立したスロベニアは、小さな国土ながら多様性に富んだ景観が広がる国です。アドリア海に面しオレンジ色の屋根が続くクロアチアに近いピランの街から、ユリアンアルプスの宝石と呼ばれ湖に浮かぶ城が有名なブレッド湖、歴史的な旧市街が残るリュブリャーナなどが知られています。首都のリュブリャーナ(Ljubljana)は、市内の中心部に流れるリュブリャニツア川沿いに見どころがぎゅっと凝縮しており、徒歩での観光がメインになります。

街の中心のプレシェーレノフ広場へ近づくと、ひと際目を引く鮮やかなピンク色教会が見えてきます。17世紀半ばに建てられたフランシスコ会教会は、バロック様式のファザードが特徴。
美しい曲線美の教会の周辺には、優雅な空気感が漂っています。広場の前の銅像は、スロベニアを代表する詩人のフランツェ・プレシェーレンです。リュブリャーナには個性的な橋が沢山あるで注目してみて下さい。広場の前の川に三本並んで架けられている橋は、その名の通り三本橋。

すぐ近くにはリュブリャーナに伝わるドラゴン伝説をモチーフにした「竜の橋」や、愛を誓う南京錠がずらりと並ぶ「肉屋の橋」などもあり、街の景観に華を添えています。リュブリャニツア川沿いにはオシャレなカフェレストランが並んでおり、郷土料理から各国料理まで味わうことができます。暖かい季節には、リバーサイドのテラス席でのんびりと過ごすのも素敵。

他の西洋都市と比べて物価が安く、治安がよい事もリュブリャーナの魅力の一つです。リュブリャーナ観光の目玉となるのは、小高い丘の上にあるリュブリャーナ城(Ljubljanski grad )です。

市内中心部からケーブルカーを使って気軽に訪ねることができ、街を一望できる絶景スポット。12世紀に建てられたリュブリャーナ城は、古い建物をリノベーションして造られたオシャレなレストランがあり、観光客だけでなく地元の人にも人気のある場所です。敷地には、レストラン、博物館、展望台、監獄の跡、フレスコ画の美しいチャペルなど見所が多くあります。

さて、リュブリャーナの街が更に魅力を増す日没後に街を歩いて見ましょう!ライトアップされた街並みは、昼間とは随分と雰囲気が変わりますね。小さなエリアに見どころが集中しており近隣国からの日帰り旅行も可能ですが、ぜひ一泊して夜のライトアップされたリュブリャーナも堪能してみてください。

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