エストニアのオーガニック・ハーブガーデン「タンメ・ファーム」へ行ってみよう!

エストニアの人々にとって、ハーブは古くからいつも身近にあるもの。

ハーブティーにしたり、料理やパン作り・お菓子作りに使ったり、ボディケアに使ったり、自然療法にハーブを用いることも少なくありません。

さて、今回はエストニアの西部、パルヌ(Pärnu)からほど近くにあるオーガニック・ハーブガーデン「タンメ・ファーム(Tamme Talu)」を訪ねました。

なお、「タンメ(Tamme)」はエストニア語で「樫の木」の意味。

こちらでは3人のスタッフが敷地内の庭でハーブを育て、一年中ハーブ入り商品を作っています。

ハーブ入り商品はエストニア中のお店に卸しているほか、フェアやお祭りなどに出店して販売することもあるとのこと。

タンメ・ファームのハーブガーデン見学

スタッフさんに案内してもらって、ハーブガーデンを見学。

こちらは「ムナルダ」というハーブティー用のお花です。

一切農薬を使わず育てているハーブには、たくさんの蜂が集まっていました。

「クリスタルリンゴの花」と呼ばれるハーブ。日本でいう「アイスプラント」と同じものなのでしょうか。水分を多く含み、エストニアではスムージーの材料としてよく使われるそうです。

イチゴラスベリー。飾り用の大きなラズベリーで、あまり甘くありません。

夏場は色とりどりのハーブが咲き乱れるガーデンの中を歩くのも楽しいです。

ガーデンの入場料は無料。10人以上の団体ならガイディングツアーも対応しているとのこと。

ガーデンカフェでハーブティー

タンメ・ファームでは、ガーデンに併設されているカフェで、自家製パンとハーブティーをいただくことができます。

屋根と壁はありますが、半透明で日差しを通すので、カフェの中は明るく開放的な雰囲気。

ハーブティーは1.5ユーロ、ハーブ入りパンは1.5ユーロと、良心的な価格です。

スタッフさんが目の前でハーブティーを淹れてくれました。

「TAMME TALU」のロゴの入ったオリジナルカップでいただくハーブティーは、あまりクセがなく、ほっとする優しい味わい。

パンは、甘いおやつパンではなく、ここでとれたハーブのミックスが入った塩味のデニッシュペストリーのようなもので、素朴な味わいが気に入りました。

ハーブティーやジャムが買えるショップも

敷地内には、ここで作られているハーブ入り製品を販売するショップ「TALUPOOD SHOP」もあります。

カントリースタイルのかわいらしい店内には、オリジナルのハーブティーやジャムがずらり。

見た目もかわいらしいジャムは、1つ2.5ユーロで、自分用にも友人へのおみやげにもぴったり。

特に人気のあるジャムは、「ミント入りの苺ジャム」「バジル入りの苺ジャム」「サンジャム」だそうですよ。ちなみに、「サンジャム」はリンゴとかぼちゃのジャム。

「ジャムもいいけれど、重くてたくさんは買えない」という方には、袋入りハーブティーもおすすめ。ブラックカラントなど、ベリー類のハーブティーが種類豊富に揃います。

1袋2.8ユーロと手ごろな価格で、軽くてかさばらないので、配る用のお土産にもいいですね。

タンメ・ファームは、パルヌから16~17kmほど。公共バスでも来られますが(パルヌからタンメはバスで30分ほど)、本数が少なく不便なので、レンタカーで訪れるのがおすすめとのこと。

提供:CAITOプロジェクト
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

【施設詳細】
名称 Tamme Talu
住所 Pärnumaa, Audru vald, Malda küla, Estonia
電話 +372 5625 3075
営業時間 9:00~16:00
公式サイト http://tammetalu.eu/
公式Facebookページ Tamme talu ürdiaed