世界遺産「石見銀山」の自然溢れる古民家カフェでひと休み / 島根県大田市大森町「群言堂 石見銀山本店」
|世界遺産・石見銀山の大森の町並みに本店を構える「群言堂 石見銀山本店」。昔ながらの生活文化や素朴さを大事にしながら復古創新をテーマに、石見銀山から全国に発信しているライフスタイルブランドのお店です。
町並み地区のメインストリートにある「群言堂 石見銀山本店」の創業は1988年。およそ300坪の敷地がある石見銀山本店は、築150年の庄屋屋敷を改装したもの。オープン当時の店はひと部屋を改装しただけでしたが、18年という歳月をかけて少しずつ手を加えて理想の空間を作り上げてきたのだそう。
現在では日本全国に約30店舗の直営店・路面店があり、2014年、新ブランド「Gungendo Laboratory」の誕生にあわせ、横文字の「gungendo」を冠した店舗も、新たにオープンしています。
・季節ごとに変わる群言堂本店ディスプレイ
入口の暖簾をくぐるとまず目に飛び込んでくるのが、玄関スペースのディスプレイ。群言堂石見銀山本店の玄関スペースでは開店当初より、季節ごとにスタッフや地元アーティストとともに畳ディスプレイを作成し、展開しているのだとか。
この秋に飾られているのは、デコレーター山内真澄美さんの作品「茅に捧げる秋の実り」。日本の素材、畳の上に踏ん張るように立っている茅の束は、強さだけではなく華やかな秋の実りを表現しています。季節ごとに変わるディスプレイもチェックしてみてください。
玄関をさらに奥に行くと、自然素材や風合いにこだわった洋服や寝具、暮らしに寄り添う生活雑貨の販売をしているショップがあります。
洋服には、群言堂の創業者でもあり所長でもある松場登美さんがデザインを手がける「登美」、大森の町に因んだ柄が特徴の「根津」、20〜30代の方を対象にした「Gungendo Laboratory」、そしてアパレルだけでなく、石見銀山に咲く梅の花から発見した自然酵母「梅花酵母」を活かして作った化粧品ブランド「MeDu(めづ)」など群言堂ブランドの販売をしています。
・自然に囲まれたカフェスペースが併設
そして、ショップにはカフェスペースが併設されており、食事やケーキなどを食べることができます。
店内は、木を基調とした落ち着いた空間。中庭に面したテーブルに座るとまるで外のテラス席に座っているかのよう。季節によって表情を変える自然いっぱいの空間でゆっくりと休憩していると時間を忘れてしまいそうなほど。
・割れたガラスを繕ったステンドグラス
割れたガラスは、近所のアーティストが、ステンドグラスにして修復しました。ものは壊れるとダメになるというイメージがありますが、このガラスは割れたことによってよみがえったのです。
ガラス窓の向こうは、庭。ステンドグラスも葉っぱと木のデザインで、自然に溶け込んでいます。
・石見の素朴な野草茶「こおか茶」
店内ではお水の代わりに石見の素朴な野草茶「こおか茶」を出してくれます。石見地方で栽培されたカワラケツメイというマメ科の野草を独自に乾燥・焙煎した香ばしくてすっきりした飲み口が美味しい野草茶です。
・地元や旬の食材を使ったお昼のメニューや、ケーキなどのカフェメニューが豊富
カフェでは、チーズケーキや米粉のシフォンケーキなどのスイーツをドリンクと一緒に楽しむことができます。
食後にオススメのデザートはチーズケーキ。濃厚なチーズケーキには冷たいアイスクリームが添えてあります。ケーキは時期のよって種類が変わりますがどれも絶品。
その他お昼のメニューでは、地元大田市で育ったお米と旬の食材を使って作った「「里山おむすび」を島根県神西湖のしじみの味噌汁と一緒に食べることができ、こちらもオススメです。
石見銀山のお膝元、大森の町並みの中に佇むカフェ「群言堂 石見銀山本店」。全国に群言堂ブランドを展開するショップはありますが、カフェで食事ができるのは石見銀山本店と東京・西荻窪の「Re:gendo」のみ。
大森の町を散策する合間に、群言堂でひと休みしてみてはいかがでしょうか。
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お店 群言堂 石見銀山本店
住所 島根県大田市大森町ハ183
営業時間 ショップ 10:00~18:00
カフェ 11:00~18:00
お昼ごはんラストオーダー 15:00
おやつ、ドリンクラストオーダー 17:00
定休日 毎週水曜日、年末年始(臨時休業あり)
お店のHP http://www.gungendo.co.jp