【世界の絶景】まさにイタリアの宝石、言葉に表せないほどのアマルフィの絶景

イタリア南部、ナポリよりも更に南へ行ったところに広がるアマルフィ海岸は、世界で最も美しい海岸と言われています。ソレントからサレルノへ続くこの海岸線にはいくつもの美しい町が点在していますが、その中でも抜きんでて美し町がアマルフィです。

2009年に公開された織田裕二主演の映画でも注目を集めたアマルフィ。古代ローマまで遡るという古い歴史を持つ町でもあります。

海から見るアマルフィの町は、入り組んだ海岸線と背後に迫る山が印象的です。実はこの入り組んだ地形が、外敵からの侵入を防ぐのには好都合だったといいます。

かつては海洋都市として地中海の貿易を支配し、ヴェネチア、ジェノヴァ、そしてピサといった都市とも覇権を奪い合いました。しかしその後は度重なる侵入や征服により町は急速に衰退します。

アマルフィへは近郊のサレルノやソレント等からバスで行くことも可能ですが、時間や天候が許せば筆者は船で行くことをおすすめします。例えばサレルノからなら、美しい海岸線を眺めながら30分ほどでアマルフィに到着。到着前には海岸側からの美しい街並みを楽しむ事もできますよ。

町の中心には9世紀頃に建設されたというアマルフィ大聖堂では、ロマネスク建築やイスラム建築をはじめとする様々な建築様式が取り入れられています。鐘楼の建築には100年以上が費やされ、完成後は見張り台としても使用されました。

大聖堂前の広場にはレストランやお土産屋さんが集まり、地方特産のリモンチェッロやマヨルカ焼の食器等が並びます。リモンチェッロの瓶はアマルフィの町がペイントされたものもあり、これだけでも欲しくなってしまいますね。

アマルフィは小さな町ながら、地元の人や観光客の活気があふれています。狭い通りでは観光客の間を地元の人が乗ったスクーターや車が通り抜けるという混雑ぶりです。

町の喧騒を避けながら脇にのびる細い道に入ってみましょう。先ほどの賑やかぶりが嘘の様な、静かな通りが迷路のように続きます。

いくつもの階段を上がっていくと、やがて町を一望できる場所までたどり着きます。

青い海とオレンジ色の街並み。その絶景は言葉で表す事ができないほど美しいです。

上から見ると海岸線が入り組んでいる様子がよくわかります。

レモンの産地でもあるアマルフィ。町の後ろにはレモン畑が広がり、鮮やかな緑の葉が太陽を受けて輝いています。私達の知るレモンの4倍はあろうかという大きさのアマルフィ産レモンは、香りがとても豊か。リモンチェッロもアマルフィ産レモンを使用した物が最高級とされています。

町を散策したら海岸でくつろぐもの楽しそうですね。

活気あふれるアマルフィは観光の拠点にも最適。この町にホテルを取りながら、周辺の町を訪れてみても良いでしょう。

言葉を失うほど美しいアマルフィの街並み。訪れた者しか味わえない感動がそこにはあります。

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