札幌に行ったら、日本で唯一のビールに関する博物館「サッポロビール博物館」のプレミアムツアーに参加しよう!

北海道といえばサッポロビール! そんなビール好きな方にもそうでない方にも、札幌に行ったらぜひ足を運んで欲しいのが、北海道の開拓とビールの歴史を学べるサッポロビール博物館です。

明治の面影を残す赤レンガの建物のサッポロビール博物館は、「札幌苗穂地区の工場・記念館群」の一施設として、北海道遺産に選定されています。北海道遺産とは、次の世代へ引き継ぎたい有形無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたもののこと。

サッポロビール博物館では、自由見学(予約不要)もできますが、おすすめなのはブランドコミュニケーターが3Fシアター、2F展示、1F試飲まで案内してくれる、有料のプレミアムツアーです。

このプレミアムツアーは年末年始・臨時休館日・毎週月曜日を除き、毎日11:30~17:30の間、毎時00分、30分にスタートします。

ツアーの所要時間は約50分で、参加費は大人500円、中学生~20歳未満300円、小学生以下は無料です。ツアースタートの10分前までに受付を済ませましょう。

プレミアムツアーは、50分間案内をしてくれるブランドコミュニケーターの挨拶からスタート。

このあと大迫力の6Kワイドシアター(撮影不可)へ移動し、開拓史麦酒醸造所創設のドラマチックな物語を視聴します。さまざまな偶然と関わった人たちの熱い思いが重なり、日本でのビールづくりが始まっていったのだということを知ることができます。

その後、巨大なビール煮沸釜を間近に眺めつつ、2Fサッポロギャラリー&アドコレクションへ。

このフロアでは、開拓史とは何か、なぜ札幌にビール工場ができたか、日本初のビールの値段は……など、サッポロビール誕生秘話から近代日本ビール産業をけん引した「大日本麦酒」時代、そして現代にいたるまでの歴史を学ぶことができます。

といっても、決して授業のような堅苦しい内容ではありません。当時のビール1本がかけそば何杯分の値段だったのか、初めてビールを飲まれた天皇陛下のご感想はどんなものだったのか、など、親しみやすくわかりやすい内容で楽しく知識欲を満たすことができます。

ビールの原材料として欠かせないホップの実物を見て香りを嗅ぐ体験もさせてもらえました。

ツアーの最後は、1Fスターホールへ移動し、このツアー限定の「復刻札幌製麦酒」と「サッポロ生ビール黒ラベル」との飲み比べを楽しみましょう。各1杯がツアー料金に含まれるので、大人1人500円というツアー料金はとてもお得ですね。

サッポロビールの歴史を学んだあとに飲む生ビールは、より一層感慨深いもの。

大人の方でお酒が飲めない方は「ノンアルコールビール」「ソフトドリンク」から2杯、未成年の方は「ソフトドリンク」から2杯を選んで飲むことができます。

マイスターが注いでくれた金色に輝く生ビールは、きめ細かい泡とすっきりしたのど越しでとても美味しいです。ここでしか飲めない「復刻札幌製麦酒」を味わいながら、明治の時代にビールづくりに関わった人たちに思いをはせました。

最後に家庭で簡単に取り入れられる缶ビールのおいしい注ぎ方を教えてもらい、大満足でツアーは終了。サッポロビール博物館は自由見学もできますが、ブランドコミュニケーターのお話がとても楽しくためになるので、可能であればプレミアムツアーに参加することをおすすめします。

敷地内には「開拓史館」や「ポプラ館」が入ったサッポロビール園もあり、サッポロビールとともに、厳選したラム肉を特製タレでいただくジンギスカン料理や北海道産食材を生かしたメニューを楽しめるので、食事の時間を挟んでいくのも良いでしょう。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名称 サッポロビール博物館
住所 北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
電話 011-748-1876(受付時間 10:00~17:30)
開館時間 11:00~20:00(ツアー最終回 17:30)
休館日 年末年始・臨時休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)は見学のみ可能。
アクセス 地下鉄東豊線「東区役所前」駅より徒歩約10分。札幌駅からバスもあり。
Webサイト http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/



この記事のお店・スポットの情報

お店・スポット名 : サッポロビール博物館

住所 : 北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1