まるで船の中!?スウェーデン・ヨーテボリのマストフッグス教会(Masthuggskyrkan)

スウェーデンの西海岸に面する湾岸都市として発展したヨーテボリ(Göteborg)は、首都のストックホルムに次ぐスウェーデン第二の街。

かつてはスウェーデン東インド会社の拠点があった為、交易を中心に発展しました。現在も世界各国からの大型貨物船や旅客船が行き交い、街や湾岸エリアはいつも賑わっています。

小高い丘の上にあるマストフッグス教会は、古い町並みと近代的な雰囲気の湾岸エリアを一度に眺めることができるスポット。

今回は、外から見るとごく普通の教会、内部はまるで船の内部のようにも見える個性的で美しいマストフッグス教会を訪ねてみましょう!

ヨーテボリの小高い丘の上にあるマストフッグス教会(Masthuggskyrkan)は、賑やかな市内から少し離れた、閑静なエリアに位置します。街の至る所から姿が見える、緑の屋根が目印。

外から見ると、ごく普通の教会の外観ですが、内部に一歩足を踏み入れてみると、独特の世界観が広がっています。

1914年に完成した教会は、バイキング時代や中世を彷彿とさせるナショナルロマンチシズム様式の建築。

丸太を並べたようなデザインの天井は、スウェーデンの伝統的な建築様式や船をイメージさせます。

祭壇のすぐ上にある勝利の十字架は、中世の十字架を手本にして制作されました。

キリストはいばらの冠の代わりに王冠をかぶっており、死への勝利を示しています。

建物の細部まで目を凝らしてみると、聖書に登場する生命の樹や葡萄の房やつるなどの美しい装飾が施されています。

マストフッグス教会は、市内有数の展望スポットの一つ。教会内部を見学し終えた後には、岡の上からヨーテボリの風景を眺めてみましょう。

市内を流れるイェータ川は、スウェーデンの西海岸の都市のヨーテボリから東海岸のストックホルム間の、全長190キロメートルもの距離を結ぶイェータ運河(Göta kanal)に繋がっています。

鉄道が発明される以前は、スウェーデンの都市間の大掛かりな移動や輸送は、船でが主流だった為、ストックホルムからヨーテボリへ繋がる運河は、19世紀を代表する国家プロジェクトでした。

現在も現役のヨータ運河は、夏になるとスウェーデンを横断するクルーズツアーが人気を集めています。

スウェーデンの第二都市ヨーテボリを訪れた際には、個性的で美しいマストフッグス教会をぜひ訪ねてみませんか?

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名前 マストフッグス教会(Masthuggskyrkan)
住所 Storebackegatan 15, 413 18 Göteborg, SWEDEN
アクセス トラムStigbergstorget駅下車徒歩5分
営業時間 9-16時(木曜日15時まで)
公式サイト https://www.svenskakyrkan.se/carl-johans-pastorat/masthugg
料金 無料