【日本居酒屋紀行】北浦和が誇る最高のもつ焼き「丸新」
|炭によって炙られた香ばしいタレのかおりに、部位によって異なる独特の食感や味わい。
そんな呑兵衛がこよなく愛するメニューの1つがモツ焼きではないだろうか。
それぞれのお店独自の仕入れやタレ、そして焼き手によって、お店独自の味わいを堪能できるし、さらには非常に低価格で味わえるということも、多くの呑兵衛に愛される理由かもしれない。
そんな呑兵衛が愛するメニューの1つモツ焼きを提供しているお店は、日本中を探せば数え切れないほど存在している。
今回はこの世に数多あるといわれるモツ焼き屋の中から、埼玉で燦然(さんぜん)と輝く1つのお店をご紹介したい。
お店の名前は「丸新(まるしん)」だ。
・開店前から行列のできるお店
まず注意したいのが、もしこちらのお店を訪れて美味しいもつ焼きを楽しみたいのなら、開店の30分以上前からお店の前にできる行列に並ぶ必要がある。
そして多くの常連さんたちが作る行列の中に潜り込み、埼玉の名店でお酒と美味しいモツ焼きを味わうのだ。
もちろん、お酒を酌み交わし、常連さんたちと仲良くなったのなら、さらに美味しい時間を楽しめる。
そこには、まさに飲兵衛が楽しみにしている時間やえもいわれぬ雰囲気がそこには存在しているのだ。
・様々な美味しいメニュー
まずは、その日の気分で美味しいドリンクをオーダーし、最高の丸新タイムをスタートさせたい。
実はこちらのお店、日本酒も非常に素晴らしいラインナップが揃っているため、もし日本酒からスタートしたい、という方にも非常に満足できるお店となっている。
関東広し、と言えども、美味しい日本酒が揃っているモツ焼き屋は、そうは存在していない。
そしてメニューだが、こちらのお店はメニューはカウンターの前に並ぶ木の札に書いてあるメニューのみ。
そのどれもが美味しいメニューなのだが、絶対に味わっておきたいのがレバテキとピーセン。
新鮮なレバーは角がピンと立っており、その食感はサクサクとしており、新鮮さがしっかりとわかる。
素晴らしく新鮮なレバーは一切の臭みがなく、レバーの持つ妖艶なウマミと特製のタレとのハーモニーを楽しむことができるのだ。
もちろん強めのマスタードとの相性も抜群、そしてサワーや日本酒との相性も最高だ。
そしてピーセン。
ピーセンとはピーマンの千切りを、特製のドレッシングで和えたもの。
何の変哲も無いピーマンのドレッシング和えなのだが、それが実際に味わってみると非常に美味しいのだ。
シャキシャキとしたピーマンの食感と、ピーマン独特の香りと味わい、そこに酸味を強めに効かせた特製ドレッシングが非常によくあう。
・他にも美味しいメニューばかり
もちろん他にも美味しいメニューがたくさん存在している。
青のりで化粧されたガツ刺しは、非常に食感も小気味良く、それでいてしっかりと脂も乗っているという非常に美味しい前菜であるし、
もちろん、炭火でじっくりと焼き上げられたモツ焼きはタレでも非常に美味しいし、
塩だけでも、それに特製の辛味噌をつけても非常に美味しい。
北浦和に住んでいる、そんな方でないと、こちらの駅に立ち寄るということは、ともすると少ないかもしれない。
しかしながら、そんな普段は降りない駅で降りてみる、そしてその駅の周りをゆっくりと歩いて、暮らすように旅をする、そんな旅を楽しんでもいいのではないだろうか?
そして、普段とは違う旅で出会う、その場所ならではの味わいは、きっと忘れられない自分の旅の1ページに鮮やかな彩りを与えてくれるに違いないのだ。
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お店 丸新(まるしん)
住所 埼玉県さいたま市浦和区北浦和1丁目2-3
営業時間 17:30~22:15
定休日 日曜日、祝日 ※月曜日が祝日の場合、火曜日も休みとなる