【日本麺紀行】荻窪の老舗精肉店が営む街中華でいただく半チャンラーメン / 東京都杉並区荻窪の「味の店 中華マツマル」
|ランチタイムにお腹が空いた状態で街の中華料理屋に駆け込んだ時に、何を食べれば良いのか、と頭を悩ませたことはないだろうか?
様々な街で愛されている街の中華料理屋では、魅力的な様々なメニューが提供されており、肉野菜炒めや酢豚などの炒め物や、八宝菜にあんかけ焼きそば、はたまたオムライスなんていうメニューがあったりもするから、非常に困ってしまう。
絶対にハズレがない中華料理屋の王道であるラーメンにしよう、と思っても、やはりチャーハンも捨てがたい……といろいろと困ってしまうかもしれない。
そんな時に嬉しいのが、ラーメンと半(分の)チャーハン(半炒飯)がセットになった「半チャンラーメン」だ
今回は、安くてお腹いっぱいになれる、そんな街中華のお得なメニュー「半チャンラーメン」を味わえるお店の中から、荻窪で老舗精肉店が営む街中華のお店をご紹介したい。
お店の名前は「味の店 中華マツマル」だ。
・創業1983年(昭和58年)の街中華、それが「味の店 中華マツマル」
こちらのお店の創業は1983年(昭和58年)。
1983年(昭和58年)と言えば、東京ディズニーランド開園し、任天堂がファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売、テレビドラマ「おしん」が視聴率62.9%を記録するなど、日本各地で多くの娯楽が生まれ、楽しまれていた時代。
そんな時代に荻窪で創業したラーメン店は、2代目店主になっても美味しいラーメンを提供し続けている。
・魅惑の半チャンラーメン
もちろんこちらのお店には様々な魅力的なメニューがたくさん存在している。
しかしながら半チャンラーメンの力強さは、他のメニューを遥かに凌駕している。
チャーハン単品とラーメン単品の値段を考えると、とってもお得に両方の味わいを堪能できる半チャンラーメンは、まさに価格の面からみても、満足度の面からみても、最強の組み合わせといっても過言ではない。
注文をしてほどなく、まさに正統派の美しい半チャンラーメンが提供される。
正統派の魚介系でありながらすっきりとしたスープが特徴の醤油ラーメンに
しっかりと煽られて炒めあげられた美しいチャーハンの共演は、まさに最高の半チャンラーメンタイムの到来を予感させる。
まずは麺だが、非常に食感もよく、スッと喉の奥に何の抵抗もなく入っていく。
そしてスープは魚介系でありながらすっきりとしており、万人に愛される、そんな味わいだ。
ラーメンだけを味わっても、非常に癒しを感じる絶品のラーメンがここにはある。
そして、チャーハンだが、これも非常に素晴らしい味わい。
卵の甘みとネギの味わい、そして精肉店が作る美味しいチャーシューのウマミ、それらが強力な火力によって炒めあげられ、非常に美味しいチャーハンとして調和している。
さらに強めに効かせられている黒胡椒が、チャーハン全体をしっかりと引き締めており、味にインパクトを加えているのだ。
それぞれをそれぞれで楽しんだのなら、お楽しみの時間が待っている、それがチャーハンをラーメンスープと一緒に味わうという、誰もがやってしまう行為だ。
美味しいチャーハンに美味しいラーメンスープを加えるのだから、うまくない訳がないのだ。
しっかりと食べ応えのある、そして美味しい半チャンラーメンを味わえば、食べた後にしっかりとしたパワフルな仕事や遊びができるというもの。
そんな美味しい半チャーハンを味わうために、荻窪の商店街を覗いてみるのもいいかもしれない。
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お店 味の店 中華マツマル
住所 東京都杉並区荻窪5-22-11
営業時間 11:30~15:30 / 17:00~23:30
定休日 不定休