中部国際空港 セントレアからスターフライヤーで行く福岡旅行1泊2日モデルプラン

中部エリアの空の玄関口として、国際線・国内線の路線を運航している中部国際空港セントレア。2023年2月17日には開港18周年を迎え、飛行機を望める展望風呂「SOLA SPA 風(フー)の湯」が営業再開して「くつろぎ処」がリニューアルオープンしました。

飛行機の離着陸を眺められる展望デッキを備えた風の湯は第1ターミナル4階 スカイタウンにあり、営業時間は10:00~21:00(最終受付20:00)です。お食事処やコワーキングスペースもあり、出発前や帰着後に気軽に利用できます。

スターフライヤーで行く福岡旅行

中部国際空港セントレアから福岡空港へは、スターフライヤーが毎日6便を運航しています。中部国際空港セントレア⇔福岡空港のフライトは約1時間20~30分と短く、1泊2日の旅行でも現地滞在時間を長く取れるのが魅力です。(時刻表はこちら

スターフライヤーの最大の特長は、そのスタイリッシュな黒い機体と黒で統一されたインテリア。全席レザーシートで高級感があり、広めのシートピッチと高さや角度が調節できるヘッドレストのおかげで、身体に合わせた快適な姿勢を保てます。

もう一つの特長は、飛行機内の飲み物です。スープやジュース、お茶などのほか、タリーズコーヒーと共同開発したスターフライヤーのオリジナルブレンドをいただけます。厳選した3種類の豆をバランスよくブレンドしたコーヒーは、サービスのチョコレートとの相性も抜群です。

今回はセントレアからスターフライヤーSFJ61便に乗って、1泊2日の福岡旅行へ行ってきました。古き良き福岡から新しい福岡まで、実際に訪れた場所の写真とともにモデルプランを紹介します。

福岡空港に到着し、カゴパスで手荷物を配送

午前9時20分に中部国際空港を出発したSFJ61便は、10時55分に福岡空港に到着します。福岡空港は市の中心部からとても近い都市型空港で、空港からJR博多駅までは地下鉄で約6分です。到着してすぐに観光に出かけられるから、短い日程でも福岡を満喫できます。

スーツケースを引かずに身軽に福岡観光を楽しみたい人におすすめなのが「カゴパス」。福岡空港内(B1F)にあるカゴパスカウンターから、福岡市内(中央区・博多区)のホテルまで、550円~でスーツケースなどを当日配送してくれるサービスです。

予約なしで利用でき、当日8時30分~14時までにスーツケースなどを預けると、16時~18時の間に宿泊ホテルに届けてくれます(提携ホテル数約70)。

スーツケースの3辺合計が160cm未満(約65L未満)なら550円、3辺合計が160cm以上(約80L以上)なら1,100円の2プライス制で、ゴルフバッグやサーフボードも1,100円で配送可能です。

サイズによってはコインロッカーを利用するよりも安く、チェックイン前にホテルに荷物を預けに行かなくても済むので、旅先での時間を有効に使いたい人はぜひ活用してみてください。

→カゴパス詳細はこちら

スーツケースを預けて身軽になり、空港から福岡市内中心部へ移動します。

元祖博多めんたい重

最初に向かったのは、福岡市中央区にある日本初の明太子専門店「元祖博多めんたい重」。自家製明太子を丸ごと1本使用した博多めんたい重発祥の店で、連日長い行列ができるほど人気です。

子孫繁栄を願う食材の明太子(めでたいこ)や昆布(よろこんぶ)を使っていることから、福岡ならではの縁起物として祝席に使われることも多いのだとか。

看板メニュー「元祖博多めんたい重」は、手間ひまかけてじっくり漬け込んだ昆布巻き明太子を、有明産海苔を敷いた炊き立てご飯の上に乗せたもの。明太子を更に1本加えた「上」もあります。

めんたい重は単品のほか、めんたい煮込みつけ麺とセットになった「飯麺セット」、めんたい吸いとセットになった「飯吸セット」、さらに3種類そろった「飯麺吸セット」といったお得なセットメニューも選べます。

めんたい重についてくる旨味成分たっぷりの「特製かけだれ」は、好みに応じて辛さを4段階から選べます。最初はそのまま、途中でをたれをかけ、味変して楽しむのがおすすめです。

超人気店ゆえ昼間は行列必至ですが、並んでも食べたい福岡グルメの一つと言えるでしょう。

店名:元祖博多めんたい重
住所:福岡県福岡市中央区西中洲6-15
営業時間:7時~22時(17時以降のみ予約可)
https://www.mentaiju.com/

芥屋の大門公園

昼食後は福岡に行くなら外せないスポット・糸島へ。福岡市中心部から糸島までは車で1時間ほど、地下鉄とバスを使う場合は乗り継ぎがよければ1時間半ほどでアクセスできます。

糸島市の景観スポット「芥屋の大門(けやのおおと)公園」には、玄界灘の荒々しい波や「トトロの森」と呼ばれる緑のトンネル、黒磯漁港など、フォトジェニックな見どころがたくさん。お天気が良ければ、五感で自然を感じつながら散策を楽しめます。

緑のトンネルの階段を上った先にある展望台からのパノラマがすばらしいので、少し息が切れるかもしれませんが、ぜひ上ってみてください。歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

名称:芥屋の大門公園
住所:福岡県糸島市志摩芥屋
駐車場:あり

GREEN PICNIC 糸島

芥屋の大門公園の後は、同じく糸島市内にある”みどり”をコンセプトにした多目的ガーデニングプレイス「GREEN PICNIC 糸島」に立ち寄りました。

GREEN PICNIC 糸島は、イオン九州が運営するイオン糸島ショッピングセンター内に2022年11月26日にオープンした施設です。「買う」「食べる」「遊ぶ・すごす」「地域とつながる」をテーマにしており、地元の人はもちろん、観光客も訪れるスポットとなっています。

施設内には、観葉植物やサボテンなど、ポピュラーなものから珍しいものまで約5,000種類の植物がそろっています。特に多肉植物のラインナップは充実しており、多肉好きにはたまらないでしょう。小ぶりなポットの糸島産多肉はおみやげにも良さそうです。

施設内のカフェ「CAFE HACHI」では、自然を感じながら地元食材を使ったスムージーやスイーツを楽しめます。ご当地の特産品を買える「糸島マルシェ」もぜひのぞいてみてください。

名称:GREEN PICNIC 糸島
住所:福岡県糸島市志摩津和崎29-1 イオン糸島ショッピングセンター内
https://homewide.info/lp/greenpicnic/

BOSS E・ZO FUKUOKA

福岡市内に戻って訪れたのは、2020年7月21日に福岡PayPayドーム横にオープンした複合エンターテインメント施設「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」。

日本初登場の絶景アトラクションから、多彩なグルメが並ぶフードホール、福岡よしもとやHKT48の劇場まで、フロア毎でさまざまなエンターテインメントが365日楽しめる、福岡の新名所です。

5階のチームラボフォレストはアートコレクティブ・チームラボによる「捕まえて集める森」と「運動の森」からなる新しいミュージアムです。 光と色の動きがユニークで、触ったときの反応もおもしろく、没入感もあって、子どもから大人まで楽しめます。

(※妊娠中の方・車椅子や杖をご利用の方・自立歩行が難しい方・お子様を抱っこしている方は安全上体験できないエリアがあります)

屋上にあるアトラクション「つりZO」は、地上約60mからスタートする全長約300mの一人乗りのぶら下がり式レールコースター。玄界灘の絶景を眺めつつ、ここでしか体験できないスリルと爽快感を味わえます。(年齢・身長・体重の制限あり/天候条件あり)

名称:BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)
住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6
https://e-zofukuoka.com/

博多もつ鍋「いちたか」

夕食は、福岡で3店舗展開する人気のもつ鍋専門店「もつ鍋一藤」が展開する新ブランド、博多もつ鍋「いちたか」博多本店へ。2019年7月にオープンした「いちたか」は「一藤」と同じクオリティのもつ鍋のほか、イカの活き造りなど九州らしい郷土料理も楽しめるお店です。

名物の和牛もつ鍋は味噌・醤油・辛味噌の3種類から選べます。写真は一番人気の「味噌」です。コクと深みのある味噌スープは、にんにくの香りが食欲をそそります。筆者はもつが少し苦手なのですが、このもつ鍋は臭みが全然なく、トゥルっととろける食感で驚きました。

そのほか、牛一頭からわずか300gしかとれない貴重な部位を贅沢に使用した「酢もつ」や、熊本の牧場直送の「馬刺し」(写真は赤身・霜降り・たてがみの盛り合わせ)もおすすめです。もつ鍋が好きな人はもちろん、ちょっと苦手な人や食べたことがない人もぜひ味わってみてください。

名称:博多もつ鍋 いちたか博多本店
住所:福岡県福岡市博多区博多駅東2-4-14 第2ヤマトビル1階
https://ichitaka-f.jp/

VIAINN(ヴィアイン)博多口駅前

もつ鍋でお腹いっぱいになった後は、今回宿泊するホテル「VIAINN(ヴィアイン)博多口駅前」へ。JR博多駅から徒歩3分、福岡空港へ直通の地下鉄博多駅や博多バスターミナルからも徒歩3分の好立地で、福岡観光の拠点として便利です。

福岡空港からカゴパスで配送してもらったスーツケースはチェックインの時に受け取れます。身軽に観光でき、ホテルに着いたらスーツケースが届いているのは旅行者には嬉しいですね。

名称:VIAINN(ヴィアイン)博多口駅前
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目17-11
https://www.viainn.com/hakata-h/

櫛田神社

翌朝は、朝の散歩を兼ねて、「おくしださん」の愛称で親しまれているお博多の総鎮守「櫛田神社」へおまいりに。最寄り駅は地下鉄「祇園駅」ですが、博多駅からも徒歩圏内です。

博多祇園山笠が奉納される神社で、楼門の天井に吊られている干支恵方盤や、拝殿に掲げられている風神雷神の木彫りなどが見事。飾り山笠は6月を除き一年中展示されています。

名称:櫛田神社
住所:福岡市博多区上川端町1-41

大濠公園・大濠テラス &LOCALS

福岡のランドマーク「大濠(おおほり)公園」は、総面積が約39万8千㎡、うち約22万6千㎡の池を有した、全国有数の水景公園です。市民の憩いの場として親しまれ、池の周りを散策する人やジョギングする人、ボート遊びをしている人をたくさん見かけます。

公園内・大濠テラスにあるカフェ「&LOCALS」で、池を眺めつつ、で福岡・九州のローカル食材を使った朝ごはん「旅するおいなりセット」をいただきました。お味噌汁と選べる八女茶付きです。

片手で食べられるキャンディタイプのおいなりは3種類から好きなものを選べます。今回は、鹿児島県産・喜界島在来種白ごまおいなり&福岡県 英彦山 りんご蜂蜜おいなりをチョイス。やさしいおだしで煮たお揚げがジューシーで、もち麦のプチプチした食感も楽しくて、大満足でした。

名称:&LOCALS
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1−9 大濠テラス1F
https://andlocals.jp/

朝食の後は、大濠公園内にある日本庭園(有料)を見学し、池の周りをゆっくり散策して雰囲気を楽しみ、福岡空港へと向かいました。

博多やりうどん別邸

福岡旅行最後の食事は、福岡空港国内線内にある「博多やりうどん 別邸」にて。昭和42年に開業し「身近な博多うどん」として親しまれている本格派博多うどんのお店です。

トッピングの定番はごぼう天と丸天。ごぼう天は32cmもありインパクトのあるビジュアルです。

うどんはもっちり・なめらかな食感で、あごだし・さばだしなど7種類をブレンドしたという味わい深いおだしによく合います。お好みで、柚子胡椒を加えて味変も楽しんでみてください。

名称:博多やりうどん 別邸
住所:福岡県 福岡市博多区下臼井767-1 福岡空港国内線旅客ターミナルビル3F
http://www.nishitetsu-plaza.co.jp/hakata-yariudon/

おわりに

福岡内で博多うどんを食べ、おみやげを買ったら、スターフライヤーSFJ062便に乗って中部国際空港セントレアへ。復路も往路と同じく快適なフライトで、旅の余韻を楽しめました。

見どころも、おいしい食事も、楽しい体験も盛りだくさんの福岡。中部国際空港セントレアからのアクセスも良いので、スターフライヤーで旅してみてはいかがでしょうか。

中部国際空港セントレア 公式サイト
スターフライヤー 公式サイト

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