『おんな城主直虎』の主人公、井伊直虎は16世紀中葉の人物です。 そもそも井伊谷を拠点にしていた井伊氏は、浜名湖周辺の零細豪族のひとつに過ぎませんでした。ですが江戸時代には、幕府中枢の役割を担うまでの大家になりました。もち 続きを読む

『おんな城主直虎』の主人公、井伊直虎は16世紀中葉の人物です。 そもそも井伊谷を拠点にしていた井伊氏は、浜名湖周辺の零細豪族のひとつに過ぎませんでした。ですが江戸時代には、幕府中枢の役割を担うまでの大家になりました。もち 続きを読む
JR御殿場線下曽我駅の近くに、曽我梅林という場所が存在します。 毎年2月から3月にかけ、ここでは『小田原梅まつり』が開催されます。ちょうどこの時期が、小田原での梅の見頃です。 咲き誇る梅の花を背に、地響きのような蹄の音が 続きを読む
首都圏在住で毎日忙しく働き、なおかつ日曜日の大河ドラマを楽しみにしている。もちろん、戦国武将が大好き。そういうライフスタイルの人は少なくないはずです。 日本では近年、海外旅行よりも国内旅行が見直されるようになりました。少 続きを読む
2017年のNHK大河ドラマは、『おんな城主直虎』という作品です。 井伊直虎という人物は、最近ではゲームの影響で有名になっているとはいえ、そもそもは地元の人でもあまり知らなかったマイナーな存在でした。それは一次史料が少な 続きを読む
西遊記に出てくる三蔵法師様は、日本人なら誰しもが知っているキャラクターです。 この三蔵法師様は、実在の人物です。もちろん猿と豚と河童をお供にしていたという部分はフィクションですが、それでも実際に中国から天竺、すなわちイン 続きを読む
中国の歴代王朝の中で最も奥深く、文化が発展した時代。それは唐代ではないでしょうか。 唐朝は世界帝国でした。いわゆるシルクロードは、唐の時代に確立されたと言ってもいいほどです。それまでユーラシア世界は、東西を隔てる巨大な「 続きを読む
2016年は名古屋城再建問題が大きな話題になりました。 この問題について、改めて考えてみましょう。そもそも、名古屋城とは一体何なのか? 徳川家康が江戸幕府を作るまで、旧尾張国の中心拠点は清州城でした。若き日の織田信長の居 続きを読む
有名な場所だからこそ、知らなかった知識がたくさんあります。 これを「灯台下暗し」と言うのでしょうか。あまりに身近な存在になっているものは、じつはその全容がまったく知られていなかったりもします。たとえば、雷門で有名な浅草寺 続きを読む
自然科学・社会科学を問わず学術研究の世界というのは、「実際に証明しなくてはならない」という約束事があります。 「計算したらそうなった」という理由では、その理論を定説と認めることはできません。実際に実験をして、研究者の求め 続きを読む
今年の大河ドラマ『おんな城主直虎』は、今の浜松市から静岡市にかけてのお話です。 16世紀中葉、このあたりの地域を支配していたのは今川氏でした。あの徳川家康ですら、青年期までは今川氏の人質という立場に過ぎません。それだけ今 続きを読む
チンギス・ハーンという男を本気で語ったら、1冊2冊の本では到底足りません。 ですが敢えてこの人物を一言で表すと、「世界地図を大きくした男」と言うべきでしょう。 もともとは地方の一民族に過ぎなかったモンゴル人が、内紛をきっ 続きを読む
徳川家康という人物の前半生は、まさに苦難の連続でした。 そもそも、徳川家は16世紀中葉まで「地方の弱小豪族」に過ぎませんでした。大勢力からは人質を要求され、それに従わなければ討ち滅ぼされてしまいます。 だからこそ、家康は 続きを読む
日本は「地域物産の国」と表現してもいいかもしれません。 亜寒帯から亜熱帯にかけてのびる島国、それが我が祖国日本です。 一個人では把握できないほど、各地域に様々な伝統文化や物産が存在します。しかし東京というコンクリートジャ 続きを読む
太平の世を作り上げた江戸幕府の創始者である徳川家康は、天下を治める以前に、豊臣政権時代に「関東移封」というものを経験しています。 それは北条氏を駆逐した関東に、家康を封じ込めるというもの。 もちろん豊臣秀吉は家康に面と向 続きを読む
静岡県浜松市。モーター産業やその他重工業で栄えるこの都市は、現在あることがきっかけで歓喜に満ちています。 それは、来年のNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の舞台に選ばれたこと。 静岡県はもともと戦国歴史スポットが多い地域 続きを読む
天下分け目の関ケ原の合戦。 その言葉が示す通り、我が国日本の歴史を大きく変えた出来事の1つ、それが関ヶ原の合戦。 関ヶ原の合戦に限らず、日本における戦国時代の歴史は、生きていくことに必要な術を教えてくれる素晴らしい学びの 続きを読む
日本史上稀に見る武将の1人、織田信長。 もともと日本人は、強権的な政治家を嫌う傾向にあります。 それは結局「和を以て貴しとなす」という発想が定着しているからで、多少なりとも強引なことをやった者は暗殺される可能性が極めて高 続きを読む
インドネシアは、世界最大の島嶼国家です。それはすなわち、エアラインが「市民の足」になっているという意味を含んでいます。 ひと昔前までは、島と島との移動は船が主流でした。たとえばスンバワ島からジャカルタへ出稼ぎに来た労働者 続きを読む
インドネシアの世界遺産といえば、コモド国立公園を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。 東ヌサ・トゥンガラ州コモド島及びリンチャ島に生息するコモドドラゴンは、「世界最強の爬虫類」として日本人の間でも知られるようになり 続きを読む
「奥三河」というエリアをご存知でしょうか? 大雑把に言えば「JR飯田線の愛知県エリア」なのですが、ここは地域文化圏の境目でもあります。三河、尾張、信州の3文化が混在しているのです。 そしてそのような土地は、戦略的な重要地 続きを読む
インドネシアの観光地といえば、やはりバリ島。 そしてバリといえば、青い海と白い砂浜を連想する人も多いのではないでしょうか。 しかしながら、バリ島には海や砂浜だけではない場所があります。 バリ島の空の玄関「ングラライ国際空 続きを読む
日本人が旅行を楽しむ時に、欠かせないアイテムの1つといえば、お酒ではないでしょうか。 アサヒやキリンなどのビールは海外でも有名で、日本人と言えばラガービールというイメージが、海外でも知れ渡りつつあります。 幸いにも、AS 続きを読む
インドネシアの首都ジャカルタ。ここはASEAN有数のメガシティとして君臨しています。 ただ、旅行者から見ればじつは影の薄い都市でもあります。 日本人ビジネスマンも多く住まうジャカルタですが、こと観光インバウンドということ 続きを読む
日本で「古都」と呼ばれる都市といえば、京都。 その京都府と友好提携を結んでいるのが、インドネシアのジョグジャカルタ特別州。 ジャワ民族にとってジョグジャカルタは「心の源泉」ともいうべき場所。ここを見ずにインドネシアの歴史 続きを読む
かつて静岡県静岡市が、「日本の中心」だった時期がありました。 それは、17世紀初頭のわずか15年ほどの間のこと。 関ヶ原の合戦で勝利を収めた徳川家康が、駿府城を拠点に今後の日本の方針を固めていた、僅かの間でした。 そして 続きを読む
かつて、「大航海時代」と呼ばれる時期がありました。 ヨーロッパの最西端に位置するポルトガルが、南へ船を派遣したら地図になかった世界が次々に出てきたという時代です。 アフリカ大陸に南端があるということが分かると、ポルトガル 続きを読む
世界において日本は様々なイメージがありますが、「刃物の国」としても知られています。 アメリカやヨーロッパでは、ナイフコレクションがひとつの趣味として市民権を得ています。 そのためナイフコレクターが非常に多いのですが、この 続きを読む
日本とインドネシアは、非常に良好な関係を保っている国同士です。 インドネシアの若者は、総じて日本が大好き。アニメなどのサブカルチャーの影響もあり、今までのインドネシアにはなかったものが定着しつつあります。 その代表格が、 続きを読む
「秘境」。この単語には無限大の魅力が秘められています。 サラリーマン、公務員、自営業、家事手伝い、学生。どこの誰しもが「秘境」というフレーズを聞いた途端、旅支度を始めてしまいます。 人間は「秘境」を追い求めるために生きて 続きを読む