インドのジャイプールにある世界遺産の宮殿城塞・アンベール城がすごい

インドの砂漠地帯、ラジャスタン州は街ごとにまったく異なるエキゾチックな風景が見られる地方。

ラジャスターン州の州都・ジャイプールは、ピンク色に染まった建造物が並ぶ旧市街の風景から「ピンクシティ」の異名をとっています。

首都デリー、タージマハルのあるアーグラとジャイプールの3都市を合わせ「ゴールデントライアングル」としてツアーが組まれることも多く、インド観光の目玉の一つといえます。

ジャイプールにある宮殿城塞で、世界遺産にも登録されているアンベール城をご紹介しましょう。

アンベール城はジャイプールの街はずれ、山々に囲まれたダイナミックな景観が楽しめる小高い丘の上にあります。

中世の時代には、現在のジャイプール市街から11キロメートル離れたこの場所がこの地に暮らす支配者層、ラージプート族の王国の中心でした。

アンベール城にたどり着くと、その予想以上の大きさと迫力に息を呑みます。

この城は、1592年にマハラジャのマン・シンによって建設が始められ、何度かの改築を経て完成しました。

ラージプート建築様式の典型で、池を見下ろすようにして山の中腹に建っています。

城の入口まで、じりじりと照りつけるラジャスターンの日差しのもと、一歩一歩坂をのぼっていきます。

あるいはマハラジャ気分でアンベール城名物、象のタクシーで入場することもできます。

さぁ城の入り口です。この先にどんな世界が待ち受けているのでしょうか。

城内に入ってほどなくして目に飛び込んでくるのが、このガネーシャ門。

王族のプライベートスペースに続く門で、「世界一美しい門」とたたえられている門です。

ガネーシャとは人間の身体に象の頭をもつヒンドゥー教の神様のことで、商業や学問にご利益があるとされています。

その名の通り、インドで絶大な人気を誇るガネーシャの姿がキュートに描かれていますね。

精巧な透かし窓や精緻なモザイク、甘い色合いのフレスコ画は圧巻の美しさで、その変化に富んだ装飾は見ていてまったく飽きることがありません。

ラージプート族の芸術性の高さをひしひしと感じます。

堅牢で重厚な城の外観と、豪華で繊細な装飾とのギャップが面白いですね。

ガネーシャ門をくぐると、幾何学模様にデザインされた見事な中庭へと続きます。

マハラジャたちもこの眺めを見ながら憩いのひとときを過ごしていたのでしょうか。

この中庭に隣接するのが、「勝利の間」とも呼ばれ貴賓謁見のスペースとしても使われたジャイ・マンディル。


無数のガラスでできたモザイク画が天井や壁を覆い尽くし、目もくらむほどの絢爛豪華な光景が広がっています。

当時のマハラジャが並々ならぬ権力や財力を持っていたことがうかがえますね。

城内から望むダイナミックな景色の数々も迫力満点で、日常とはかけ離れた世界にいるのだということをひしひしと感じることでしょう。


あなたも砂漠の勇者が築いた驚異の空間を見に出かけてみませんか。

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