【日本餃子紀行】昭和37年創業!60年以上愛され続ける老舗で味わう浜松餃子とは? / 静岡県浜松市・JR浜松駅徒歩3分の「むつぎく」
中国で生まれ独自の進化を遂げた、日本の餃子。
中国ではおおよその餃子は水餃子と呼ばれる、沸騰したお湯の中をくぐらせて味わう餃子がほとんどだが、日本では、主にパリッとした皮とその皮に包まれた美味しい餡とのハーモニーが嬉しい焼き餃子が広まっている。
そんなおいしい餃子は、今や世界各地で楽しまれている。
例えば、ポーランドで楽しまれている餃子「ピエロギ」に、マレーシアの美食の街・イポーにある「富山茶樓」で味わうで絶品の餃子、シンガポールの名門ラッフルズ・ホテルにある「ロイヤルチャイナ」で味わう至高の餃子、台湾・高雄にある市場で味わうド・ローカルな水餃子、さらにはフランス・パリで味わえる日本人初のミシュランシェフが手がけるギョウザ専門店「GYOZA BAR」などなど、数え上げればキリがない。
また、日本に目を向けてみれば、中国からもたらされたおいしい餃子は、宇都宮餃子や浜松餃子、そして博多餃子など、日本各地でそれぞれ独自の進化を遂げているのだ。
例えば、水餃子の名店、京成立石「蘭州」で味わう絶品の焼きニラ餃子に、行列必至の餃子専門店と呼ばれる江東区・亀戸の「亀戸餃子」、下町の商店街「ジョイフル三ノ輪」で味わうコスパ最高の餃子、餃子専門「さかい食品」、あのアンジャッシュ渡部さんが絶賛する餃子のお店、渋谷区幡ヶ谷の「您好 (ニイハオ)」、タモさん行きつけの中華料理屋「登龍」で味わうセレブな餃子に、1日に5000個も売れる博多っ子のソウルフード「旭軒」の博多餃子などなど、日本国内の美味しい餃子店をすべて挙げることも難しい。
そんな全国各地にある数々の餃子店の中から、今回は浜松餃子というジャンルで食べログ1位となっているお店をご紹介したい。
お店の名前は「むつぎく」だ。
・1962年(昭和37年)創業の老舗浜松餃子のお店、それが「むつぎく」
こちらのお店、1962年(昭和37年)創業の浜松餃子のお店。
1962年(昭和37年)と言えば、東京の人口が1000万人突破し、世界初の1000万都市になり、日本のテレビ受信契約者が1000万人を突破した年。
また、世界では「キューバにソ連のミサイルが持ち込まれている」という情報から、アメリカのケネディ大統領が「海上封鎖」を表明し、核戦争の危機なるという、いわゆる「キューバ危機」が起きた年なのだ。
そんな世界は冷戦時代のど真ん中、日本が高度経済成長のまっただ中、そんな時代にこちらのお店は誕生したのだ。そんなお店は浜松駅から近いこともあり、行列ができる名店として知られているのだという。


・一口頬張れば、力強いニンニクがガツンとくる味わい
そんなお店で味わえるのはニンニクがガツンとくる餃子。
カリッと香ばしく焼き上げられた皮の食感に続いて、キャベツの優しい甘みと豚肉の旨味、そしてニンニクの力強い香りが、口いっぱいにブワッと広がっていく。
ビールとの相性は言うまでもなく抜群。キンキンに冷えた瓶ビールをグビッとやりながら、熱々の餃子を頬張る至福のひと時は、まさに大人の特権と言えるだろう。
添えられた茹でもやしを餃子と一緒に頬張れば、シャキシャキとした食感とサッパリとした後味が、力強い餃子の味わいを絶妙にリセット。これがあるからこそ、何個でも食べ続けられるのだ。



昭和37年から60年以上にわたって、変わらぬ製法と味を守り続けてきた、むつぎくの浜松餃子。
家庭用のフライパンで焼き上げるという素朴な調理法、お母さんが手包みする餃子の温もり、そしてニンニクをしっかりと効かせた力強い味わい。浜松を代表する創業から変わらない餃子の味わいを味わってみてはいかがだろうか?
<店舗情報>
店名:むつぎく
住所:静岡県浜松市中央区砂山町356-5
アクセス:JR浜松駅南口より徒歩約3分
営業時間:11:30〜14:00(LO)/17:00〜20:30(LO) ※餃子が売り切れ次第閉店
定休日:月・火曜(臨時休業あり)