世界遺産の街並みを一望!ポルトのシンボル、クレリゴス教会の塔にのぼろう

情緒あふれる街並みが「ポルト歴史地区」としてまるごと世界遺産に登録されている、ポルトガル第2の都市ポルト。そんな旅情を誘う世界遺産の街並みを一望できるスポットがあります。

それが、クレリゴス教会の塔。クレリゴス教会は、イタリア人建築家ニコラウ・ナソーニによって18世紀に建てられたバロック様式の教会です。併設の高さ76メートルのクレリゴスの塔は、ポルト随一の高さを誇るポルトのシンボル的存在。ポルトの街のあちこちから、のっぽの塔の姿を目にすることができます。

坂の上にどっしりとたたずむクレリゴス教会。正面のファサードは、17世紀初頭のローマ建築をもとにしたバロックのモチーフで彩られています。

塔にのぼる前に、まずは教会の内部を見てみましょう。

重厚な外観とは対照的に、甘やかな色使いが美しいクレリゴス教会の内部。淡いピンク色が印象的な内壁や天井を、黄金の装飾や精巧な彫刻の数々が彩り、ため息をつきたくなるほど優美な空間に仕上がっています。

クレゴリス教会の美しい内装を堪能した後はいよいよ塔にのぼります。225段の長い階段をのぼり切ると、眼下には360度のパノラマが。

クレゴリスの塔の高さは76メートルですが、それ自体が坂の上に建っているため、さらに高く感じられます。

建物が身を寄せ合うように密集するポルトの街並みはまるでおもちゃのよう。

反対側に目を向けると、ドウロ川に面してオレンジ屋根の建物が一面に広がる風景が。オレンジ屋根の建物のあいだから、ポルトを代表する教会、カテドラルをはじめとする歴史的建造物の塔が頭をのぞかせます。

坂の多い街だけあって、オレンジの屋根が段々畑のように連なる光景がなんともノスタルジック。

世界遺産の街ポルトには、初めて訪れる人にもどこか懐かしく感じられる風景があります。クレリゴスの塔から眺めるポルトの風景には、きっとあなたも心を動かされることでしょう。

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