コインブラを一望する穴場!イザベル王妃が眠る新サンタ・クララ修道院の魅力

世界遺産に登録されているコインブラ大学があることで知られる、ポルトガル第3の都市コインブラ。大学のある丘が観光の中心ですが、コインブラの魅力はそれだけにとどまりません。

時間が許す限りぜひとも訪れたいのが、コインブラ大学から見てモンデゴ側の対岸にある、新サンタ・クララ修道院。コインブラの街を見下ろす高台に建っているため、少々上り坂がきついものの、コインブラ大学から徒歩圏内です。

新サンタ・クララ修道院は、17~18世紀にかけて、モンデゴ川の洪水を避けるために、川沿いの修道院の代わりに新しく建てられた修道院。修道院内には、教会や庭園など、いくつかの見どころがあります。

教会に足を踏み入れると、あまりの静謐さに息を呑みます。通常、団体ツアーの観光客が訪れることのない空間に漂うのは、純粋な信仰の場としての静けさ。

信者でなくとも、その清浄な空気に身が清められるような気がします。

黄金色の無数の彫刻で彩られた主祭壇は、ため息が出る豪華さと美しさ。

祭壇にはポルトガル王ディニス1世の妃で、コインブラの守護聖人でもあるイザベル王妃の棺が安置されています。イザベル王妃は、幼い頃から敬虔なカトリック教徒で、少女時代から貧者や病人への奉仕を日常的に行っていたのだとか。その慈悲深さはディニス王との結婚後も変わることなく、王の死後は修道院で余生を過ごしました。

1336年に亡くなった後300年近くを経てから、ローマ教皇によってカトリック教会の聖人の地位にあげられました。

この静かで清らかな空間は、王妃という地位にあっても、敬虔なカトリック教徒として生涯を送ったイザベル王妃が眠るにふさわしい場所といえるでしょう。しばし、神々しい祭壇から目が離せなくなります。

修道院の中庭を囲む回廊を満たすのも、やはり平穏そのものといった空気。俗世から隔絶され、ここだけ違う時間が流れているかのようです。

街中の喧噪や日々の雑念を忘れ、穏やかな心を取り戻すのにうってつけの場所ではないでしょうか。

新サンタ・クララ修道院を後にする前には、修道院前の広場からコインブラの街を一望するのを忘れずに。

丘にへばりつくように建物が連なるコインブラ独特の景観が楽しめます。コインブラ大学のシンボル、時計塔も頭をのぞかせていますね。

広場には、コインブラの街を見守るかのように、イザベル王妃の像がひっそりとたたずんでいます。

聖人に列せられた王妃が静かに眠る、新サンタ・クララ修道院。あなたにもきっと、心安らぐひとときをもたらしてくれることでしょう。

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