プラハのなかでも特別な空気が流れる、「マラー・ストラナ」の美しすぎる街並みに感動

カレル4世が皇帝となった14世紀、神聖ローマ帝国の都として栄華を極めたプラハ。今も中世の面影を色濃く残すプラハの街並みには、誰もが感激せずにはいられません。

一度プラハに行けば、壮麗な建築物で埋め尽くされたこの街をとことん歩き尽くしたくなります。

なかでも、プラハで街歩きにおすすめの場所が、「マラー・ストラナ(小地区)」と呼ばれる、プラハ城の足元から南へと広がるエリア。旧市街に次いでプラハで2番目に古い歴史をもつ地区で、8世紀には市が立ち、13世紀には教会などゴシック様式の建物の数々が建設されました。

ところが、のちのフス戦争や16世紀の大火事でほぼ壊滅状態に。街はルネッサンス様式で再建され、その後18世紀にはハプスブルク家の貴族たちによって多くの宮殿が建てられました。現在の街並みは、18世紀当時の姿をほとんどそのままに残しています。

旧市街からカレル橋を渡ったその先が、マラー・ストラナ。

石畳の坂道の両側に華やかな建造物が並ぶ光景は、まるで物語の世界から飛び出してきたかのようです。

パステルカラーの建物のそばには、ツアー用の鮮やかな赤のクラシックカーが並んでいます。まさに、どこを切り取っても絵になる風景。

プラハ城周辺は坂道が多く、見どころすべてを歩いて回るのは大変なので、時間やエネルギーを有効に使いたいならツアーの利用もおすすめです。

マラー・ストラナ地区の中心をなすのが、マラー・ストラナ広場。赤いトラムのある風景がなんともレトロです。

マラー・ストラナ広場に面して建っている壮大なバロック様式の建物は、聖ミクラーシュ教会。もともと13世紀にゴシック様式で建てられましたが、18世紀に豪華なバロック様式に改築されました。

1787年には、モーツァルトがこの教会でオルガンを演奏したことがあり、モーツァルト死去に際しては、全世界に先駆けて追悼ミサが行われたといいます。

淡いピンクを基調とした内部の装飾はあまりにもロマンティック。ずっと眺めていたくなってしまうほどの美しさです。

マラー・ストラナを歩くときに注目したいのが、建物の戸口に掲げられた紋章。

18世紀に番地制度が導入されるまで、紋章が住所を示す役割を果たしていました。これらのシンボルは家の主人の職業などを表していたのだとか。趣向を凝らしたさまざまな紋章は見ているだけでも楽しいので、何種類見つけられるか挑戦してみてもいいかもしれません。

小さなショップが連なるマラー・ストラナでは、おみやげショッピングも楽しめます。

チェコの伝統菓子、ジンジャーブレッドを豊富に取り扱う「ジンジャーブレッド・ミュージアム」。

さまざまにデコレーションされたジンジャーブレッドは、見ているだけで笑顔がこぼれます。

ハリネズミの形がキュートなチェコの老舗文具メーカー「コヒノール」の文房具や、チェコの国民的アニメキャラクター、もぐらの「クルテク」グッズなど、チェコらしいキュートな雑貨を扱うお店も。

マラー・ストラナの美しい街並みを、さまざまな商品が並ぶディスプレイを見ながら歩くだけでも心が躍ります。

小さなカフェやレストランも多いので、数百年前から時が止まっているかのような雰囲気のなかで、リラックスタイムを過ごすのもおすすめ。

マラー・ストラナを通らずに、トラムでプラハ城周辺の観光スポットにアクセスすることもできますが、マラー・ストラナを素通りしてしまうのはあまりにももったいない!

プラハのなかでも特別な空気が流れる、マラー・ストラナの美しい風景を見ずしてプラハを去ることはできないのです。

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